コネと裏口、税金100%の私立大学の向かう方向、外部資金の危険性

日本の国立大学で、学長総長や事務局長それに副学長とかが自分の子供を自分の大学にいれてしまうとか、自分の兄弟をいれることを就任の条件にしたら、どういうことになるのでしょう。たいへん問題ですね。こういうのはコネというのか裏口というのか、表から見えたら一発で処分されるでしょう。

もしも処分されなかったらどうなるのか、へええこれでもいいのか、ということで、周囲の人々もスケールは異なるが似たような事を始めるかもしれません。
縁故とかひいきとか、普通の社会ではありふれていても、国の税金100%のところではそれはいけない、ということです。それが社会から付託された国立大学の任務でしょう。他の社会ではOKでも国立大学でやったら後ろに手が回るようなほぼ犯罪が多いのです。
このOISTではコンプライアンス担当で辣腕の副学長が就任したとかですから、おおきな期待を持ってそのお手並みを拝見しましょう。是正すべき方向が間違わないことを切望しますが。

このOISTは私立大学です。似たような大学として、自治医大、産業医大それに放送大学があります。しかしこれらは自己資金が大量にありますから、この沖縄大学院とはまったく異なります。特別な法律でできた私立大学ですがでも自己資金があるのです。放送大学なら何十万人という学生からの授業料、自治医大なら地方からの基金、産業医大は労働者の保険金です。
それで財務省が、この沖縄大学院に外部資金を外部資金をとせかしているようですが、それが墓穴を掘るということがわからないのでしょうか。外部資金に狂奔したら最後はどこに向かうのでしょうか。

この話題の読者の対象に、さいしょ沖縄県民と書きましたが、沖縄県民の心はもうとうに離れているというのが実態でしょう。理由は細かく書きませんが、わたくしも何人もの沖縄人たちとはなしましたが、なぜ心が離れたのかも含めて分かっています。つらいことです。この大学院を予算的に動かしている人たちこのあたりを本当に理解してほしい。

読者としてはとうぜんここの執行部トップアドミの多数の外国人も居ますが、かれらはこのブログを英訳したものをすぐ読んでいるのは間違いありません。
何人もの日本人アドミがそのような英訳を仕事に働いているのですから。ただわたくしの日本語はかなり英訳が難しいニュアンスが多いので、正確に理解するのは難しいかも。

しかしわたくしは別に彼等外国人トップに向けて書いているのではありません。
あくまでも自分の考えを記録し、発表しているのです。それしかできません。
これで何も動かなければそれはそれでかまいません。しかし、そんなことはあるはずがありません。
時間はすぐでなくても、確実に変化がやってくるでしょう。
わたくしが新学長の辞任を希望していることは、ここまで読んだ読者には自明でしょう。
でもわたくしは、単なる一教授ですから、他の教授ともほぼ完全な没交渉の研究没頭人間ですから学内での影響力は見かけ皆無です。集団行動などやる気も可能性もありません。しかし、真実のもつパワーは大きい。じわじわと真実のパワーは周辺に浸透していくでしょう。
わたくしの論文と同じです。ただちにインパクトはなくとも、時が経てばかならず時代が変わってくるのです。確信しています。

それで今日の最後に申し上げることです。
なぜ、外部資金の必要性が高いことと私立大学が危険なのか。
それは外国勢力に簡単に乗っ取られることです。
もう一部はそうなのではないでしょうか。今回の設立の人的構成をみてある政府筋の要職のかたがつぶやいたひとこと、こりゃ進駐軍だな、と。
日本政府がこのお金のかかる大学院大学を維持できなくなれば、手を沖縄から引けば、喜んで引き受ける外国勢力があるでしょう。私立大学ですから。軍事研究のあいてとしてこれほど地域的に便利な相手は居ないかもしれません。べつに軍事研究などやらなくても、これだけセキュリティーの高い秘密維持が容易な要塞のようなキャンパスです。用途的に、何だってできます。

恩納村のホテルだって最初は日本資本でもだんだん外国資本になってしまったところがあります。

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