昼飯時、時間が出来ました。
まだまだ書かないと一通りがすまないのです。たいへんです。
沖縄大学院の前身である独法機構の理事長は南アフリカの出身です。ウイットウオタースランド大学の医学部の卒業後に英国に渡っています。わたくしも一度南アフリカにいきましたが、とりこになるくらい美しい国です。大学院の新学長(正式にはまだなのかしりませんが)も南アフリカの出身です。
新学長と旧機構の理事長のお二人がどういう関係かはまったく知りません。でも新学長の実の兄弟のかたは、わたくしに話しかけてきたときに話の大半の時間はかれがいかにブレンナー博士と親しいかをえんえんといっていたので、まあ当然の推測ながら濃厚な南アフリカ人脈と見受けました。
また新学長の批判で申し訳ないのですが、このかたが好んでいう、オールインハンズ(all in hands)集会なるものは私企業の工場や職場でよく見るスローガンでして、今期みな頑張って売り上げを上げようとかいって、全員でガッツポーズをするようなものなのでしょう。
大学のスローガンには不向きなものです。
わたくしはかなり多数の物理学者を知っているのですが、このかたは中堅どころの物理学者で、工場的な巨大プロジェクト的な実験物理の研究所の所長さんにはピッタリかもしれません。でもわたくしが感服するような物理学者とはまったく思えません。既に、述べたように自分の兄弟をガード役みたいにして雇用し、軍事研究の研究費導入に否定的でなく、また説明会でみうける自分を大きく見せようとする「嘘も方便的なスタイルの管理者」さらにはあやしげな行政的な行動、どう考えても学長として失格者でこのようなかたに国民の血税6千万円プラスを年間支払うというのはわたくしにはとうてい理解出来ません。まあわたくしの場合は批判以外は何もできませんが。誰かがこのことで対応して欲しいと切に願っています。
もう一つの人脈は、ウイーゼル博士です。その長い経歴から見られるように、無理だったとは承知の上で、半年でも一年でも博士に大学院の学長をやって欲しかったと思うのはわたくしだけではないでしょう。実際に沖縄大学院の人脈の要にいるので、かれが学長職を引き受けられなかったのは痛恨です。
非常にお元気だし、独法時の評議会(?)議長をずっとやっておられたのだし、高齢は理由にならないでしょうに。
ある意味、この沖縄大学院は博士の頭脳から生まれてきたといっても過言ではないでしょう。
またアドミのトップには博士のかつての直属の部下も含めて影響を直ちに行使できるでしょう。
ウイーゼル博士の影響力が弱まれば、氏の関係の人たちはどのような行動に出るのでしょうか。分かりません。
いまの大学院大学の行政の不透明さは、このスタートには極小であった人脈のコア(芯)がだんだん大きくなりそれがさらに肥大化するかたちで、どんどん不透明化しているのが実態でしょう。
日本の官庁から来た有力な人々は肝心な情報からほぼ完全に疎外されていると聞きます。
大学院大学のスタートに当たって、人脈がいい意味では使われてない、人脈の悪さが顕在化しているのではないか、そういう感があります。
新大学院の学長、副学長のひとりひとりを俎上にのせてじっくり吟味しないとこの先がおもいやられます。
基盤をつくる日本人アドミがどういう状態なのか、わたくしには分かりません。
しかし、事務局長であった髙野氏が挨拶でのべているように日本人アドミの奮起がないと将来が思いやられます。しかし、日本人がわには人脈の基盤がありません。わたくしはわたくしなりに努力はしてますが、雇用者ではありませんし、影響力はほぼゼロでしょう。日本人のアドミ人脈に中心がないのがこの大学院大学の現状での最大の問題点でしょう。