さてきょうもまたいそがしく慌ただしい日が夕方まで続きますので、朝早いうちにすませましょう。
まだ書きたいことの1%しか書いてないような気もしますが、このあたりで一区切りしたいです。
この英語版、大学院の経営陣トップは全員日本語を読めませんので、英語訳をしているでしょうから、そのファイルを頂きたいです。そのうちお願いしたいです。
わたくしの気分は、いまの大学院大学は大学院に程遠い。実感は私企業に雇用されている感じです。日本語をまったくしゃべらない、どこかのしらないファミリー連中の下で、私企業の雇用者の実感といえば多くの人たちはうなずくでしょう。わたくしの給与も私企業感覚で決められているはずです。まさにここを会社と呼ぶ人たちが多いのもうなずけます。ですから、何かをすれば身の危険(クビ)を感じるのでしょう。わたくしは、一刻も早く大学らしい雰囲気になって欲しいのですが、トップアドミのほとんどは大学人の雰囲気は皆無ですから。
ひと言でいえば、学長の給与が6千万とかいろいろ足して1億とか、歩く一億円学長のから東大の総長の2千数百万になって始めて私企業沖縄大学院から100%税金の大学院に転換するでしょう。ファミリービジネスと化している、綱紀粛正のためには、監督官庁の内閣府と文科省の奮起をお願いしたい。
第二に、日本語を話す人々の奮起が真に必要でしょう。特に研究の面で。
研究面でこれまでの数年の成果を見てみれば、ほぼ半数の日本人ヘッドのラボの実績が外国からのヘッドの実績をはるかに上回っているようにみえます。とはいえ目指す、世界最高にはまだまだはるかに届かない。そもそも自分を世界最高などとはまったく思わない人々の集まりであるのに、世界最高をスローガンにするのは、ヘンでしょう。でも研究者はうまずたゆまず努力することです。たぶんこの建物とか設備の経費、人件費の高さを、作った表方か裏方(官僚政治家たち)は意味しているのでしょう。つまり、経費のかかりかたは世界最高かもしれません。でも、だからといって、そこで働く人々に急に世界最高の業績をあげれといっても、マラソンを4時間以上かけて走る選手に、世界最高記録を出せと言っているようなもの、どだい無理でしょう。
わたくしは、もう大学院大学の学長以下の執行部にはこの私企業感覚が続く限りなんの期待も持っていません。ノーベル賞受章者の沢山いる理事会にも期待していません。年に数回の会議でなにほどの貢献ができるのでしょう。数ヶ月住んだらいろいろ分かるでしょう。期待しているのは、綱紀粛正を誘導できる、外部の人々、特に第三者委員会をぜひ作って調査して欲しい。わたくしも調査の対象になったら喜んで証言したい。密室でなければしゃべれないことがものすごく沢山あるのです。
誰を期待するか。わたくし自身と自分のラボのメンバーと外にいる共同研究者のひとびとに期待しています。もうしわけないが、教授準教授ただのひとりも、わたくしには仲のいい同僚と呼べる人が一人もいません。わたくしの対人関係のフィルターはかなりきつい。だから、自分の時間をもっとも大切にしたいのです。わたくしは70才ですが、毎日未来のために働いています。未来の自分ではなく、科学の未来です。これが一番の意欲の元です。
自分の時間を大切にするのですから、創立式典などいろいろありますが、わたくしには何の関係もない行事です。ほとんどなにもでないでしょう。
昨日も学長夫妻がお招きする、豪華ホテルでの晩餐会の招待状がきましたが、いく気も無ければいく必要も感じません。学長からの招待状は完全に私的な文章ですが、でもいつもこういうのに職員総動員で動くのがここの特徴です。私的も公的もごっちゃごっちゃなのです。夫人が大学院大学の職員を召使いのように使うというのはもうここの伝統になりつつあります。
この晩餐会の経費にもしも税金が含まれるのなら、学長夫人が招待者のひとりというのは解せません。長年国立大学にいた人間には分かりません。