開戦70年後、大学院大学いかに沖縄とむきあうのか

きょうは12月8日、太平洋戦争の開戦70年後です。
まえにもなんども書いた記憶がありますが、終戦の日ではなく、開戦の日を日本人は反省の日とすべきだと思っています。
きりのよい年ですが、特に記念の行事はないようです。
この日は真珠湾攻撃の日と日本人に記憶されているようで、痛恨の開戦の日と思うひとびとは少ないようです。
なぜ開戦したのか、開戦しない道はなかったのか、開戦してから早い時期に終戦できなかったのか。
もしもの歴史を検証することに意義があるのに違いありません。

この沖縄科学技術大学院、いよいよ大学院生の募集が近々はじまるようです。
生命科学の中でも特に健康科学とでもいえるような分野が弱体なのが気になっています。
わたくしは今の沖縄では健康長寿にかかわる科学技術がもっとも希望の持てる分野だと信じていますが、そういう方向に向いている研究がこの大学院ではわたくしたちのグループ以外ほとんどありません。
理事会はいったいどうしたのか、どうして沖縄にはあまり関係のありそうもない研究者ばかりを増やしたのか。不可解です。世界最高のスローガンですが、学長や教授の月給と、設備と建物はまちがいない世界最高クラスなのでしょうが、その中にいる研究者の能力と研究方向はどうなのでしょう。
そのうえこの大学院は沖縄のひとたちの暮らしとどう向き合っていくのでしょう。
そもそも教授のなかにはラボ内で日本語を使うのをいけないとかいうのを聞くと頭がおかしいとしかいいようがありません。外から見るとまるで秘密の要塞のようなこの建物の中で英語だけでくらす大学院生をこの沖縄の地で培養していくのかと思うとゾッとします。

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