ベタインについて

ベタインという商品があります。ネットでは50グラム入りで525円で売られています。
これを買って、手作り化粧品が作れます。薄ければ化粧水や乳液で、濃くするとシャンプーのトリートメントやパーマネント剤とかヘアダイつまり髪の毛の染める液ですね、そんなものに使います。いれるとしっとり感の向上とかべたつきを抑えてつっぱり感を防ぐなどと効能にあります。

何から作るかという、甜菜糖の糖蜜から分離されて精製結晶化されるのです。毛髪、皮膚、粘膜に安全で、酸やアルカリに安定とのことです。排水中では速やかに分解されるので環境に優しいのです。
これはいったい何かというと、アミノ酸の誘導体なのですね。トリメチルグリシンが正式名です。甜菜がビート糖とも言うので、それでベタインと呼ぶと、説明にあります。
グリシンというのは普通のアミノ酸でそれがトリメチル化されたもので、そのことによって保湿性が一挙に高まるのです。生き物は無駄にこういうものを作っているのでなくて、細胞とか生体のつくりが保湿性にとみ、浸透圧変化にも強くなるためにこういう化合物を、環境変化に応じて作っているのです。人の体内にも、かなり沢山あるみたいです。というか、トリメチル化されたアミノ酸はみな似たような保湿性を高めるつまり乾いても保湿性が高いようにするのに役立っているのですね。ですから、そういう性質を利用して化粧品を作るのです。

このベタイン系の化合物、人体や分裂酵母の細胞にもありまして、大きく分ければ長寿系化合物、なんですね。たぶん。ちゃんとやるには、この化合物を作れない細胞を作出してそれで細胞がどうなるかを見るのです。微生物なら簡単ですが、こういう保湿物質を作れない人物を捜すのは並大抵ではありません。
最近、報道では乾燥乾燥とよく出てくるので、思いつきでちょっと書いて見ました。
この化粧水に最近話題のというか論争が激しくなっているレスベラトールをちょっと混ぜて、顔に塗るといいですよとかありますが、それは知りません。

追記 けさはきょうの話題は裏社会でいこうと思っていたのに、すっかり忘れてしまいました。
わたくしもニワトリクラスの記憶男になってしまいました。子供の頃、7才くらいの頃に、ニワトリはちょっとコケッと言うあいだに過去の事はみんな忘れた聞いていたく感心したものです。そんなことが言える大人にです。

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