サプリメントと科学技術政策、社会にとっての科学の有用性

このブログではサプリメントを話題にしないようにしていました。特に理由は無いのですが、しいていえばわたくしの立場をきちんと考えて決めていなかったからです。でもまだわたくしの態度があやふやなうちに話題にしたほうが世のため人のため(?)かなともおもえてきました。
またこのブログもとうとう2005年3月以来7年たちました。すこしモデルチェンジを考えています。
科学技術政策について意見をいうのは、以前に気分がわるくなるような経験をして以来、なるべく避けて触れないようにしていました。でも社会にとっての科学の有用性とと共に論じるべきかなと再びおもいだしてます。国難ともいえる状況をみれば色々な人が発言する必要生があるでしょう。 

いま日本の(国立)大学は、危機的状態ではないかと強く思います。たぶん国立の研究機関もみな似たり寄ったりかもしれません。今回の福島原発事故以来、大学にいる研究者に総じて厳しい目が国民から向かっていると思います。それらについて、まともに対応した意見が大学関係者からあまり出されていません。
科学技術政策についてこのブログでもふたたび取り上げようとおもいはじめました。なるべきごく一般のひとたち、いい方悪いですが家庭の主婦にも分かるように問題を提起したいと思うのです。
いまの日本の状態、科学技術政策の司令塔があるようにまったく思えないのです。こんなことをいうと叱られそうですが、アヒルがガーガー声をあげて騒いでいるようなものは聞こえますが、まとまった政策の話が聞こえてきません。
さすがにマスコミの一部は日本の科学技術の存在感の不調に気がつきだしているようですが、患部深くまで病理をみていくことはかれらには絶対できません。わたくしなど、じじいの役割などたかがしれていますが、でも地道にやれば、なにかの呼び水になるかな、と思います。そんなことで、サプリメントや政府の科学技術政策についても、あらたに話題にしようかと思いだしています。
もちろんいつもどおりわたくしの生活の近い周辺の話題はとりあげます。気分としてはバラード風なのです。
わたくしのラボの研究そのものの話題が少ないと思われるでしょうが、それは理由があるのです。これまでラボ内のだれかの研究を進行中に話題にすると、本人がすごく緊張する、いやがる、こういうことが多いのです。気持ちわかります。そういうわけで進行中の研究内容が触れられないのですね。あしからず。

最近よくシジミに多いオルニチンというアミノ酸のサプリメントの広告をよく見ませんか。協和発酵系の会社が新聞に全面広告を出していますね。草野さんというアナウンサーですか、このかたが広告塔になっています。オルニチンをとると、すごい体の調子が良くなるのだそうです。広告文を読んでみると日本の全国民が利用していいのではないか、という勢いの内容の広告です。よほど儲かっているのか、それとも宣伝次第でものすごく儲かるのではないかという、勢いの広告だと思います。わたくし、協和発酵という会社は歴史的にもそれなりに立派な会社だとおもっています。しかし、癌に効くというアガリクスの大宣伝の時代がかなり長くかつてありましたが、クビを傾げていました。他にも沢山の会社が売っていましたが。最近あのすごかったアガリクスの広告まったく見ませんね。理由はもちろんあります。
さてこのオルニチンの大広告、どう考えるのでしょうか。きょうはここでやめますが、また話題にします。良心的といわれる会社のやる商売をじっと見て考えると色んなことがわかります。
サントリーは立派な優良会社であることはいうまでもありませんが、良心的な会社とはわたくしはあまり思ってないので、サントリーのサプリメントやトクホの飲み物などの大々的な広告についてはいまさら考えることはありません。

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