検察官、弁護士、裁判官、同類、同根の人々

昨日はブログを書くのを忘れました。朝ホテルをでるときは夜書かないと、と思っていましたが、Hさん、K君と三人で池袋で懇談をしているうちに楽しくて書かねばならぬことを、すっかり忘れてしまったのでした。家族は皆勤のブログがないのでどうしたんだろうと、ちょっと心配したようでした。
それできょうのもう一つの話題ですが、例の陸山会事件での小沢一郎氏の裁判での証拠採択についてのニュースでした。わたくしはもうこの一連の検察主導、大マスコミたれ流し報道にすっかり嫌気がさして正直取り上げたくないです。形式論理としては、この数十年間の逮捕、裁判としては最大の暗黒事件と思っていますが、少数意見でしょう。たしか秘書三人が逮捕された頃に、リアルタイム的には、このたれ流しの報道にまつわる検察と報道の関係者への罰がなければこの国はもう駄目だろうと嘆いたのをよく憶えています。しかし、もう時がたって、小沢氏も行き着くところまでいってしまって、総理大臣になる可能性ももうほとんどなくなりました。時の流れは不可逆で、元には戻れません。ここまで黒いレッテルを貼られてしまってはたとえ無罪になっても名誉回復は不可能でしょう。後に歴史がこの一連の出来事をどう裁断するのか。そもそも証拠の不採択があっても実際には小沢氏が有罪になるのではないか、という観測について、わたくしもそうなるのではないか、という悲観的な観測を持っています。

いま、検察官、弁護士、裁判官の信用は本当に地に墜ちたのではないでしょうか。すくなくともわたくしの心の中ではそうです。かれらば、同類、同根のひとたち、みななかまうちのひとびとでしょう。
この裁判、弁護士が検察役をやっています。血も涙も人情もないような頭がかちかちに固い検察官になっているのが、弁護士と聞くと、どうしてと誰もが思うでしょう。
弁護士としては、ひじょうにまずい裁判です。弁護士はひとたび皮をむけばこんな風に被告を断罪するのだ、と裁判官にも検察官にもなるのだ、ということを示したものです。そうではない、人情味のある弁護士にとっては非常に損な裁判になっています。
検察審査会を仕切っているのはじつは検察ではなく、最高裁判所のどこからしいということはわたくしもわかってきました。民主党のトップだった、小沢氏を追い落とすための検察審査会のメンバーの選択の不可解な経緯は最高裁判所にいる官僚群の仕事だという、報道はかなり分かりやすく、説得力があります。何時の日にかはこのあたりがあきらかになって、なるほど法曹の最高権力部分が一丸となって小沢氏の追い落としを画策したという報道の信憑性ははっきりするのでしょう。
いまは、もうウンザリというのが正直なところです。日本の法の正義がひと言で言って、信用出来ないのです。そのそばにいるはずのマスコミも信用ができない。わたくしももうまったく悲観的で、小沢氏も大マスコミの予想というか期待通り結局有罪になるものと思っています。いまの裁判長証拠不採択において検察の捜査を非難しても同様に判決では小沢氏を厳しく批判して、有罪にするだろう、という観測はいまの報道の様子から見て、かなり信憑性があります。
村木局長はまっしろも真っ白でした、その冤罪を有罪にする神経はいまの裁判官にはないでしょうが、小沢氏は法に反抗するけしからん政治家ということで、法曹人はよってたかって、小沢氏を政治家として廃人にしてしまおうというのが結果としての流れです。
試験に受かった人達が日本を支配するということを強く批判しすぎると、このようなしっぺ返しを受けるのでしょう。

タイトルとURLをコピーしました