ソニーが苦境のようです。わたくしの世代、ソニーは財閥と異なる新興企業のベストのひとつで軽快でかっこいい、日本の明るい未来をを代表していました。製品のトランジスタラジオは歯切れのよい音でひと味ちがう洗練されたものでした。トリニトロンテレビも色が鮮やかで、小さな画面でも大きい画面に匹敵する良さを感じたものでした。それに続く、ウオークマンでソニーは文句なしの世界企業となり、日本では最高格の企業となったはずです。それがビデオのベータ企画で標準になれない頃からなんとなくヘンとなりました。バブル期には米国の音楽映画企業を買い漁り、次々に変わった経営者は、創立の井深、盛田両氏とは大きく異なりピンときませんでした。ゲーム機を売り出した頃からさらにヘンな感じがしました。わたくしはソニーという会社に世代的に思い入れもあり、ある時期はアップルとソニーが一緒にやってくれたら最高なコンピュータを作るだろうとよく思っていました。
しかしそういう気配はまったくありませんでした。
もうずいぶん前ですが、品川で研究会が会ったときに、会場の隣がソニーの本社だということを知りました。わたくしは朝早くホテルの周辺を歩く癖もあり、研究会の会場に早めについてまったくのたまたまですが、10分間ほどもうすこし長かったかもしれませんが、ソニーという会社の社員がどういう人たちか入口の傍で眺めていました。
ちょっと書きにくいのですが、続々と建物の中に入っていく社員らしい人々を見ていて、わたくしはここで見る限り、この会社は駄目だな、と感じました。
表情が悪すぎる。
雰囲気も悪い、暗くて怠惰な感じ。
ずいぶんひどい書き方ですが正直にはそういうことです。
この時以来、わたくしのソニーに対する興味は低下しました。何人かの人たちにはいいましたがその時ははPSというのですか、ゲーム機の宣伝の暗さがよく分かったというセリフをつけ加えていました。
きょうは昼過ぎから、那覇にでて市内で楽しく遊んできました。ショッピングもしました。いい店屋も見つけました。