天皇と皇后の英国訪問、聞いたことがないから全日本人が知っているまで

天皇と皇后の英国訪問、英国女王の在位60年の記念式典への出席であると同時に、東日本大震災への英国人の救助活動への感謝の旅でもあったのでした。朝日と時事の記事を読むと、両陛下が沢山のかたがたにあって、迅速な救助への感謝のことばがすばらしい首脳外交であることがわかります。日本の政治はなかなかうまくいきませんが、両陛下が国民融合の象徴でもあり、同時に海外に対する日本の良さと素晴らしさを伝えていただくということに深い感謝の念をもちます。天皇が出発前の式典でみせた晴れやかな笑顔、テレビで拝見しました。忘れられません。それとおそばで腕をしっかりと支えた皇后の姿。この皇室の姿をいつまでも海外にも国内にも見せて欲しいと願うばかりです。

橋下市長のツイートに、大阪バイオサイエンス研究所の存在を、府知事の時代の4年間で聞いたことがない、というのを読みました。ホントなのかもしれません。府知事の時にバイオの事業は沢山手がけ、大阪府の将来に密接にしてかつ、大きな役割を果たすと考えている気配でした。それであるにもかかわらず、いちども聞いたことがない、このあたりから、どうも仕分け的な扱いが始まっているような気がします。
たしかに聞いたことがない、だからたいしたことないはず。これは非常にありがちな世の流れです。色んな人たちがこれで、辛酸をなめているはずです。名前が売れて、すごいらしい、ということになると違います。特に説得力のある話がつけばますますですが、なかなかそうはいきません。
きつい場合など、国内や海外の同業者が口がさけても競争相手の名前などいわない、そんな風に損をすることがあります。いっぽうで、自分の業績なんか、宣伝しなくても分かるはず、とうぜん知って尊重されるはず、これもありがちです。日本人は、言わなくてもわかるだろう、これが一番多いのでは。自己宣伝するのは嫌われる社会でもありますし。
仕分けの話がそれましたが、東大でやれば世間は騒ぐが、他の大学で同じことをやってもピクリとも世間が反応しないこともあります。
わたくしとしては、早石先生のご業績なんからは全日本人がしっていていいはずだと思うのですが。でもたしかに50年以上も前の轟くような令名を若い人にしらせようとしてもなかなか難しい、やはり繰り返し国の誇りになるような話は言わないといけないのでしょうか。わたくしの分野では、増井先生や岡崎先生、野村先生そして富澤先生の業績など若い人たちにいつまでも知ってもらいたいものです。

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