日曜ですが、早朝から関西空港に向かっています。英国にでかけます。ロイヤルソサエティの新雑誌Open Biologyの編集会議にでて、自分がかかわるGenes to Cellsの編集に役立たせたい、とおもっています。いまネットを使った出版は隆盛に向かっています。特にPlos Oneの大成功はかなりのインパクトを引き起こしています。Plose Oneの成功はコロンブスのタマゴで、まっとうな論文をどんどん公表しましょう、というものであれやれこれやれというレフェリーの注文というか権力を大幅に限定して、技術的にもデータ解釈的にOKなら公表OKというものです。これが意外や意外、かなり高い引用指数(インパクトファクター)を生みだして、すごい数の論文がPlosOneから公表されています。それでショックを受けた従来型の高級紙もおそまきながら追随しています。日本ではまだその機運が弱いのです。なぜだか分かりません。実際のところ、雑誌経営的には、従来型のレフェリー優位のスタイルをとるのが楽なのです。これはかなり著者側に寄り添った編集方針です。信用されずに引用もされないとの予測は大きく外れています。
Open Biologyはそのあたり従来型かPloseOne型か編集方針がはっきりしているようには見えないので、しつこく聞いてみたいと思っています。わたくしもボードにはいますが、これまで名前だけです。でも論文は2つ出しました。
あとセミナーを一つやります。いま、ラボの研究内容で聞いてもらいたい、トピックスは三つ手持ちがあるのですが、そのうちの一つをケンブリッジでやります。