すごい数の聴衆にびっくり、日本の生命科学の過去、現在、未来:個人的な体験 

昨日は午前が篠原さんのゲノムアダプテーション領域のメンバーのかたがたの成果を聞いてから、お昼は総括班会議に出席しました。はなしを聞くだけでなく、評価委員なのでなにか言わねばならないので、この領域の名前について議論したり、成果の具体的内容などにも意見を出しました。
理研の中川さんが会場まで迎えに来てくれたので、まだ総括班つづいていましたが、退出しました。きのうと同じ会場だったので、荷物2つと思い込んでいて、探しましたがあるはずがないです。ホテルには1つ置いてきたのですから。こういうのが年寄り現象の最たるものです。慶応の塩見先生に、先生きょうは荷物1つでしたよ、と言われるまで気がつかず恥ずかしい。

中川さんとは道中、彼のラボの研究の話を聞きました。なまじ資料などをみてはなしを聞くより言葉だけで聞くほうがずっと分かりやすいものです。理由は実に単純で情報が一方通行でなく、双方向的になるからで、それがダイアローグの良さです。
ラボで続きを聞きました。ポスドクのひとの研究の話も聞きました。
4時半から講演をしました。

こういうタイトルですから、聴衆はぼちぼちと予想していましたが、すごい数でびっくりしました。
まったくの予想外の出来事。予想の10倍くらいの数の人々が。
初めての試みの内容で,心許ない面もあったのですが、まあみなさん聞いてくださったようです。刺激がたりないとは、中川さんの意見ですが、歴史のおはなしですから、刺激よりは、熟考をうながすほうがいいと今回はわたくしは思いました。
基本的なメッセージは、日本の生命科学、もう明治以来第6世代まで来たのに、なぜかその優れた成果が和として大きなベクトル(複数)にできていない。
60枚の最後の4枚のスライドは、下に掲げたとおりです。
あと和光駅前の居酒屋でいろいろ賑やかにお話しをしました。
このブログの読者もおられていて、野菜ネタが案外受けていることに気がつきました。

いま新幹線車中、お昼に京都に戻って、百万遍オフィスに行きます。

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