アナログ時代への郷愁

きょうはこれから那覇にでかけて、県からいただいている研究費の委員会に出席します。ラボからも何人かでます。沖縄では公共交通機関は一部以外機能していませんから、それぞれの交通手段で那覇の会場に向かいます。
最近はデジタルなので、発表の直前まで準備ができます。
いいような悪いような。
昔のアナログ時代は、スライド原画を作って、写真屋さんに持っていって,特急でも一日はかかりましたから、しばらくの休憩時間がありましたが、最近では土壇場まで準備できるのでせわしない。

連想で思いだしましたが、昔は論文を投稿すると、どんなに早い郵便物でも数日は米国や欧州に到着するので、返事が返るのは最低でも2,3週間、ファックスがあればコメントはすぐきたものです。それでもしばらくの休暇をエンジョイしたものです。それが今では、ヘタすると翌日にダメとか言ってきてます。編集室の仕分けの若者がちょこっと読んだりしてもうそれでつっかえすのは日常茶飯事でしょう。ですから、こちらもせわしないことです。

アナログ時代の良さはやはり時間感覚かもしれません。瞬時に返事が返るよりも、時間がかかったほうが、なにか郷愁を感じます。数日の時間のあいだにいろいろ考えますからね。
デジタルの風潮に背を向けるのは難しいのですが、生活の中にのんびりした時間がほしいと感じる人たちは増えているのでしょう。
自分で意志を強くそういう時間を作らないといけないのでしょう。

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