領土問題、どう考えるべきなのか。
日本は、国後択捉、竹島、尖閣と三つの領土問題を抱えています。たぶんこういってはいけないらしくて、尖閣は領土問題はないらしいのですが、でも世界的客観的にはそうなっています。
相手国は、ロシア、韓国、中国(とたぶん台湾も)ですから、どれもたいへん厄介な相手です。
尖閣は日本が実効支配などといっていますが、日本人は一人も住んでもないし、また日本人が上陸許可をえることはできないとかなので実体として三つとも日本の領土という実感は持てないでしょう。
この領土問題はわたくしなりに以下のようにおもっています。
こういう問題は関係国以外はドンパチでも起きないかぎり関心はほとんど持たれないのです。でも当事国はこの問題で頭から湯気が出るくらい興奮するものです。落差が非常に激しい。大変危険な問題です。
隣近所の場合は、逃げも隠れもできませんから、いちど流血がおきると百年単位でうらみと憎しみが隣国関係で残るので、よほどの注意が必要でしょう。この場合、流血とは軍隊同士もしくは準軍隊のぶつかりあいを想定しています。
もう一つは、なんとか解決をせねばならないのですが、これも時間スケールとして,短期、中期、長期の解決案がそれぞれあるべきです。ですからそれらを提示して、冷静に議論できれば理想です。
わたくしは、まず長期レベルでの解決案を考えるのが、頭も冷えて一番いいと思います。でも,熱くなるのが領土問題の常なので、もう相手さんはそうなっていますし、日本側も反中、反韓、反ロシアの感情が日増しに強くなっています。
しばらくはこの熱い感情が何度も起きるのかとあきらめの心境です。個人的には。