うっとおしい中韓との関係をなんとかするには

不必要な争いが、だんだん嵩じてきて激しいあらそい、後戻りできないような争いになってしまう、そういう可能性のある問題はあります。なるべくさわらず争いにしないようにするのが、普通の社会常識なのですが、その常識がなかなか通用しないことがあります。
尖閣の問題、日中の応酬、深刻になるばかりです。どこまでエスカレートするのか、なんとかおさまって欲しいと願うばかりです。
いっぽうで、竹島のほうはもう駄目、という感があります。大統領が島にいって、そのあと天皇陛下の訪韓時に来る前から深刻な条件付けをしてしまいました。
韓国側には日本はもう落ち目、という楽観的な見通しがつよくあり、このことが日本側と一段と深刻な関係になるのではないか、と心配します。ひとことで言えば、韓国は日本と争って見たくてしょうがない、という感じ。
中国のほうは4000年の歴史国家らしく、スケールが大きくて、琉球まで併呑してしまえという長期的な企みが指導層から庶民のあいだにすらあるみたいです。

そういう点、いまの東アジア、日本は英語で言うvulnerableな状態、つまり訳すと、
(精神的に)傷つきやすい;(非難などを)受けやすい, (誘惑などに)さらされている⦅to …⦆;弱みがある
などとみなされて、つけ込まれていると見ていいのかもしれません。不安定な安保条約とか強くない軍事でなくて、国力の衰退と思われているのです。
でもわたくしは個人的にはこれから日本の国力は高まると思っているので、中韓は大きな過ちを犯していると思います。

確かに、くにとして謝罪、謝罪、という攻勢に切りをつけられずに今日に来ているわけですから弱くみえます。でも,日本人も謝罪路線からはなれて別な路線を模索していることは明らかです。
世代もいまの日本の中核の30代にまでなれば、隣国はいったいいつまで昔のことをいういのかとあきれて、なんら不思議はありません。

結局、日本の真の国力は、学術や文化や人間性の持つ魅力で、そのような点で、隣国と差をつけるのがいちばんいいのだとおもいます。人間の手の触れた自然と触れてない自然を見てもらい、日本の産業と経済力を見てもらえれば、日本の魅力と強さが外国人の人たちにわかってもらえるのはずです。

経済や産業は学術や文化や人間性を土台にしているはずです。
スポーツはどこに入るのかわかりませんが、文化や人間性を基盤にしているのでしょうか。

ロシアとも日本は領土問題を抱えていますが、なんとか中国や韓国よりもベターな関係で解決に向かえるといいのですが。プーチン氏にも花を持たせる感じで、解決案が出て来ないものでしょうか。
それと、北朝鮮、この国との関係がこれからの日本の運命を分けるような気がします。
拉致問題以外には深刻な問題がいまは無いということは、日本にとって大きな機会に見えます。
日本は拉致問題が解決すれば、基本的には、核の問題はあるものの、北朝鮮と新鮮なつきあいが始められるかもしれません。
中韓のことでうんざりの日本人にとっては、まず北朝鮮と一歩でも二歩でもよい関係を作って欲しい。それにロシアとも。
誰がやるのかわかりませんが、やはり政治家とマスメディアがものすごく大事なのでしょう。特にマスメディアの思慮深さが問われるのでしょうか。
しかし世界中に沢山の国があるのですから、中韓と無理してつきあわないでもしばらくはいいのではないかと思います。経済のほうはそういっていられないでしょうが、でも中国の後釜の国が出てきていますから、関係をだんだん冷静な方向に、距離を置いた関係にしても、あまり問題はないような時代が10年もしたら来るかもしれません。一人っ子政策のゆきつく少子高齢化の国になることは今からはっきりしています。その頃になればまともな友好、真のいいおつきあいができるのかもしれません。その時は日本は大先輩のはずです。長期不況もいまや日本は世界の大先輩です。わたくしの外国の友人達は,日本に来てどこに不況があるのか、と不思議がります。
そうなのです。日本は外国人からみたらいちども不況にあえぐ社会に見えたことがなかったようです。
まさに不思議な国ジャパンです。
マルコポーロの時代からそうなのでしょうか。年季の入った不思議の国ワンダーランドなのです。
中韓とは、争い路線に入らずに、意見はいっても熱くならないことです。
しかし、守りはしっかりする必要があります。自衛隊よりも海上保安庁とか警察とかそのあたりがしっかりすることはとても大切なのでしょう。

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