さきほどのニュースで今年度の医学生理学賞は京大の山中教授とケンブリッジ大学のガードン博士が受賞と発表されました。
日本にとって宿願のメイドインジャパンの研究での医学生理学賞を山中さんが獲得しました。
利根川さんのは二重丸三重丸の受賞でしたが、スイスでの研究によるものでした。
日本で研究を生みだした、江橋先生、西塚先生、沼正作先生、惜しいところまでいきながら受賞できなかったでした、今回の山中教授の大快挙、なにかのつかえがとれたような気がします。
誰が考えだしたのか、それとも必然なのか、ガードン博士との共同受賞はこのコンビによって生き物の深い摂理も見えるようで、賞自体がすぐれた社会に対する生命科学教育のような気もします。
基礎中の基礎であったガードン博士のクローンカエル、応用医療をめざす基礎研究によって生まれたiPS細胞。応用への期待が過熱しがちなようです。そのこともあり、いちはやくノーベル賞に到達したように感じます。
日本人が日本で発展させた研究でこれほど研究者にも一般にも人気のある研究をしりません。人気は全世界に拡がっています。だれにも意義のよくわかる全能性細胞、再生研究こんごの発展、推移を興味深く見ていきたいと思います。
研究費を分配する機関にはiPS細胞の萌芽期の時代の研究をしっかり理解把握して、これから大きく発展しそうな研究を発見してぜひサポートしてもらいたいと思うのです。
また、ガードン博士的な基礎的な生物学研究がいまの日本に非常に大切であることもぜひ認識して頂いて、
未来的な基礎研究にも日が当たるようにしていただきたい、ですね。