2012-12

ブログ

そりゃ教育がよくないんじゃない?

今年最後のブログを書いておきます。若い先生と話をすると大学院にきて博士をとろうとする若者が激減しているとしばしば聞きます。理由をきけばやる気がないのじゃないかという類の返事なのでわたくしには役に立ちません。要するに、大学院博士取得のコースは...
ブログ

憂さははらさないで、キープして

日本人は学術研究に非常に向いている、これがわたくしが長年の研究経験のあとでの結論です。日本文化は日本人が学術研究をスタートするのに最適な環境を作ってくれてるのです。多くの日本人は学術をひたむきにおこなう。このひたむきさは日本人にとってなんの...
ブログ

選挙の日、雑感

国政選挙というと思いだすのは、もう50年近く前の1960年安保後の総選挙です。池田勇人内閣が成立したときの選挙でした。最悪の保守反動の政治家というレッテルを貼ったマスコミや左翼系の意見もつよく大学生のあいだでも、不安の的でした。とくに安保の...
ブログ

若者に将来性のある研究

わたくしがいま若い研究者に将来性のあるテーマはと聞かれたら、政府のサポートのないような研究かな、というでしょう。それじゃ、研究できないじゃない、といわれそうです。まったくその通りです。でも日本のどこか、世界のどこかでそのテーマを将来推進する...
ブログ

3つの予想外のできごと

朝S君と研究上の議論をしていたら、彼の携帯電話がもぞもぞ振動をはじめて、彼が先生北朝鮮が、と言い出しました。メールを見ると、金武町役場が北朝鮮ミサイルが沖縄上空を既に通過した模様というものでした。あっけにとられました。報道や解説の予測とはぜ...
ブログ

皆川先生の死去、戦艦大和の最期

京大の阿形さんから、皆川貞一先生がお亡くなりになったという連絡を受けました。12月1日に逝去されたとのことです。寂しいです。百万遍のバス停で奥さまともどもばったり会ってあのとき挨拶だけでなくもっともっと話しておけばよかったと後悔しきりです。...
ブログ

選挙予想について

実験科学を行ってきた人間の考えのパターンは、これからやる実験の結果をだいたい、うまくいっていちばんおもしろい結果の場合と、最悪の場合を考えて、おこりそうな結果を数種組み合わせてかんがえておきます。悲観と楽観というコントラストで考えるのでなく...