生きた跡

あしたは東京にでかけて勉強してきます。
生活習慣病の分子細胞病態学の研究会ということで、一日ですが面白そうな話が精選されていて効率のよい勉強時間が過ごせそうです。
いまでは誰もが年をとってからの病気はその原因の多くが生活習慣と関係があると、いわれて反撥することはなくなりました。塩分を沢山取りすぎる習慣は高血圧になりやすいとか、そもそも肥満などは生活習慣が集積してなるわけです。生活習慣の最たるものは、食べる飲むこと、寝ること、それに体を動かすことですから、どれかひとつくらいの問題点がないひとは珍しいわけです。
わたくしも晩ご飯を夜10時頃から食べ出す習慣を30年続けて、なんとかまだまともに生きているのは幸運だと思っています。改心して夜7時には食べ出すようになってもう5年以上経ちますが、昔を想い出そうと思っても、よくそんな生活が続けられたものだと、不思議に思うだけです。よく10時までなにも食べずにいられたものだと。
習慣というのはいっぺん離れるとこんな風に頭には残りにくいようですが、でも体のほうはその習慣によって積み上がったものを記憶はしているようです。
しかたのないことでしょう。傷跡、英語ではscarとかいいますね。
わたくしも色々傷跡あるはずです。
古いのは、学生時代にスキーでやった捻挫でこれがずっと腰痛で残っています。
もっと古いのは,幼児の時に首に大きなでき物ができて、それをメスできったのですが、そのあとが残っているはずです。自分には見えませんが、でもわたくしがよく首を傾けているのはその時からのくせです。ひきつれているのでしょう。
内臓は見えないのですが、それでも最近胃カメラとか超音波で解像度がひどくあがってきて、毎年同じ内臓の同じ場所になにかがあるとか言われます。でも年の割には生活習慣の後の割にはきれいなほうらしいです。
食べたり、飲んだり、痛くなったりした、いろんなことの跡が体のあちこちに残るのでしょう。
深刻なことに直結しない跡ならどんなにあってもいいじゃないかと思ってはいますが。

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