久しぶりに百万遍のZに昼食に訪れて中東からきている留学生の若者としゃべっていると、マスターも参加して先生、最近ブログさっぱり書きませんねと言われました。
やはり皆さんそう思われるのか、と。Twitterのほうも書いているのでそちらと頭の中がごっちゃになっていて、そこそこの頻度のつもりでいるのですが、そうではないのでしょうね。
ここに来ている若者達はみなたくましくて、日本語もうまいし母国語でない英語も上手にしゃべっています。日本人がそこに混ざっているといいのですが、実際にはあまりというかほとんどいないみたいです。
このたくましい多彩な若者達と談笑できる日本の若者は残念ながらまれにしかいないのでしょう。
最近こういうたぐいの話はよく聞きます。
京大の誇り高い霊長類系の研究若者達でも海外にそこそこなんべんも出かけているのに、どうしても日本人枠からは出るのが難しいようです。これはすこし年配の日本人の先生のお話。意味がなんとなくわかります。やはり派遣されて行っては目線がだいぶ高くなってしまって。
流浪者のように若い時代に地面の高さで海外で生活してないとなかなか混ざりにくいのでしょう。
話題を変えますと、わたくしroyal society of biologyという英国の学会のフェローをしてまして、おりおりに有益情報を教えてもらっています。
一番最近ので眼をひいたのは、肥満税というか糖尿病税なるものをつくったらどうかという新聞での評論でした。
英国でもこの10年で糖尿病(II型)の患者さんは二倍に増えてるとか。やはり肥満が一の原因とこの記事では決めつけてます。もう最近では肥満者をからかったり嘲笑したりするのはできませんから、自己管理ができない人には対策はもう税しかない、という議論。日本ではちょっと通用はしにくいでしょうが、英国の町ではいたずらしたら、罰金10ポンドとか100ポンドとか書いてあり、罰金とか税は抑止力のあるものとして社会で前向きに認知されているのでしょう。
それに英国ではタバコはもう値段が5倍くらい上がって肺がん抑制効果は相当でているとのこと。
だから、お砂糖の沢山入ったものには砂糖税をつけようというのが提案の骨子です。
これは英国ではそんな法律ができるかもしれないな、と思った次第。
国民ひとりあたりの砂糖消費量を減らせば、糖尿病以外の、肥満が原因のもろもろの病気の予防に役立つに違いありません。
さて反対するのはだれでしょうか。
写真はこの記事についていたもので、こういう体型をしていると英国ではついこの間まではからかいや嘲笑の対象だったとキャプションがついていました。今ではそれは犯罪に近いと認識されているのでしょう。