月曜には奈良先端大学院での講義がありますので、きょうはその準備をしつつ飽きもせずに毎日の論文書き作業です。この仕事ははっきりいって、書くこと自体がそうとうにクリエーティブな作業なので、苦しいが楽しい。データを出したSK君や他の沢山の人達に感謝しつつ。
奈良先端のの準備はもうだいぶやってあるので安心です。
昨年なんどかしゃべったり、こんどの評価で作った絵などを使えばいいのです。はなしの骨格は作ってありますから。
昼に血糖値の上がりそうなうどんを食べたので、食後1時間後に熊野神社まで散歩。理由は最近行き場のなくなってしまった百万遍界隈の喫茶店をあきらめて熊野あたりまで探しにいったわけですが、やはり閉まった店などもあり、入りたくなるところがなかなかありません。国際学生の家あたりとかも食べ物屋はあるのですが、駄目で結局ここだけは大丈夫そうな熊野のYAMATOYAになってしまいました。
実はここにいくのがちょっと怖かったのでした。というのはここが駄目になったらもうおしまいという感を持っていたのです。
店の隣までくると、安心しました、かすかなジャズの音楽が聞こえてきました。中に入ると昔からまったく変わらない雰囲気。時間が中途半端であったのか、客人はわたしくらいの年齢の男性ひとり。
ゆっくりと腰をかけて、70年代の頃の気分にしばしトリップしました。
後に若い女性二人組が入ってきたので、すこし安心、しかしやっぱり心配。
熊野神社境内は300年後もあるとしてもしかしたら聖護院八つ橋もまだあったりして、しかしなんとかこのYAMATOYAとかBLUEPARRORも最低50年後、できたら百年も三百年も続いて欲しいものです。
帰り際にママさんとすこし雑談、人もかわり世も変わってしまって、京大の変化が一番痛い、とのこと。わたくしもまったく同感。
ウイーンの喫茶店が何百年も続いているのに、京都の喫茶店は衰退がわたくしがまだこのあたりをウロウロしているうちに起きるかと思うと、索然とします。喫茶店がことごとく無くなった頃は京大の学問もほんとにつまらないものになっているのでしょう。
帰りに隣のBLUEIPARROTでこのあいだから欲しいと思っていたものが見つかり、購入。こういう店があるうちは、わたくしもこの近辺で働きたいな、とおもいます。
今日は実は、この馬鹿馬鹿しくてやってられない、ということを話題に書こうと思ったのですが、もうだいぶ書いてしまって、やめるべき時間になりました。続きをまた書くとして、ちょっとお話しの導入だけしておきます。
総理大臣だってたぶんそういう気持になることはけっこうあるでしょう。特に現首相の場合は、家に戻ってゆっくりすればしょっちゅうそうおもうのではないか、勝手に想像してしまいます。お気の毒に公邸に無理矢理入れさせられたようです。心の安まることがないでしょう。
もちろんあの民主党の代表などは毎晩とまではいかなくてもしょっちゅうそういうことがありそうな気配です。ご自身がプッツンしてしまった、と言ってました。大阪に行きたかったので行っていいじゃない、とわたくしは思いますが、世間は決してそう思わないようです。日本はこういう時、きついし、潔癖ですね。
おそれおおいことですが皇太子妃殿下もこういう感情に近いものをもっているのではないでしょうか。たぶん、世間の代表であるマスコミと宮内庁のお役人との接触でたぶんこういうご気分になられているのではないでしょうか。
卑近な例ですみませんが、わたくしもそういう感情は折々に持ちますが、持続的に毎朝思ってしまった時期がありまして、それは慣れない管理職を定年前に2年ほどやったころでして、最後の2か月くらいは毎日、毎朝こういう気分になったことを思いだします。たぶん精神の病として診断されてまったくおかしくなかったとおもいます。
今日はここまでにします。