沖縄大学院

けさホテルからタクシーに乗ってしばらくすると、運転手さん学者さんですか、とこういわれました。わかるの、と聞くとなんとなくわかりますよとのこと。しかし目的地を聞けばおおよそ見当はつくはずです。
沖縄大学院、いつできるんですか? こう聞かれます。
よく分からないが、間違いなくできるでしょう。
こういうふうに返事することにしています。
実際そう思っているからです。沖縄に基地があるかぎり間違いなく出来ます。県民がこれだけの甚大な迷惑をこうむっているのに、沖縄政策に未来志向のものがなければあまりに悲しいことです。
沖縄大学院、政策的にその一つです。
ですから、期待を裏切ったら、ほんとにいけません。
現状はどうなのでしょう。どの角度からみるかですが、わたくしが好んで見る角度なら、そこそこのものです。
期待をまったくしてないで現地にくれば驚くくらいの進展ぶりです。
しかし、期待が大きかったり、期待の方向違いだったりすると、ガッカリするかもしれません。
いずれにせよ、箱物行政的な側面ももちろんありますから、その面はかならず実現するでしょう。欧米スタンダードから見ればそれほどでなくても日本国内的にはある意味画期的な組織が出来つつあることはまちがいありません。
会議は英語であること。
正式文書も英語のこと。
メールも大部分は英語のこと。
研究代表者の過半数が外国人のこと、これで大学院に移行すればその点だけでももうすでに日本的な大学としてはユニークなことは間違いありません。

しかし、もしもこの大学院が米軍基地の内部みたいになったらいけません。ただ日本の組織ではもうないと思ったほうがここではたらく日本人にとってはいいのではないかとおもいます。
まあ国際組織ではたらくというくらいに思えば色んな苦労もまあがまんできるのではないでしょうか。

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