今日評価の日のスケジュールの連絡がありました。たった一日の評価委員会のためにヨーロッパから4人も来ていただくということで、気持的には申し訳ないというのがかなりあるのですが、一方でこちらが審査されるのですから、そういう余裕を持ってはいけないな、という気持もあります。
このイージス艦による事故はひどすぎる、責任者は逮捕して収監すべきだとおもうのです。
実際には関係者の無意味な言葉のやりとりが多すぎて、日本という国家の悲しいまでの劣化を身にしみて感じます。農薬混入事件にしても、わたくしが考える当然の国家としての対応がまったく出来ないように、このイージス艦の出来事への最初の対応から非常におかしいです。
まず第一に防衛省の発表が嘘でかためた、「大本営発表」の匂いがプンプンすることです。かつて戦時下の「大本営発表」はすべて嘘でしたが、その伝統がまたぞや自衛隊に残って出てきているのではないか、と疑います。
そこのけそこのけ、漁船のやつら、という調子で操艦をしていたのではないか、自分から退くだろうという予想の元の傍若無人の操艦をしていたのなら、今回の事故はよくわかります。事故が起きた後で、嘘を固めるのに、時間がかかって防衛大臣や首相への報告が遅れたのでしょう。
そういう気持になったのは、昨夜帰ってから、NHKに出てくる自衛隊の元えらいさんの解説を聞いていると、こういう事故は毎日起きても不思議はないというような調子の、漁船を避けるのは非常に困難とか言う調子の言動をはんぶんにやにや笑いながら言ってるのを聞いて、自衛隊は本当に腐っているに違いないと思った次第です。
防衛大臣は自分への報告が遅れたことはけしからんというのが国民へのメッセージだというのなら、とんでもない間違いです。まずこのお二人の家族や関係者に謝罪すべきです。この大臣は、千葉に飛んでいって最初にお詫びをするのが誰か分かってないようです。部下に不満を言う前に、自分がやることが分かってないのです。
首相もどこかの関係ないおじさんの言動のようでして、これが日本国の最高司令官の言動かとおもうと、心の底からの怒りが湧いてきます。
海上保安庁が捜査をしているのなら、まず現場責任者を逮捕収監して証拠隠滅をさせないようにすべきです。
この上から下まで腐りきった自衛隊内部をだれが大掃除できるのでしょうか。
イージス艦を売却した米国もいまごろはさぞ呆れているでしょう。艦内全体が秘密というか機密だらけのところに捜査の手が入るのですから。
しかし、そこで怖れていては、自衛隊組織体質の徹底的な改善はできないでしょう。