卒業式のシーズンです。
昨日は大学院、きょうは学部のようです。
若い人が着飾って体育館付近にたくさんいます。就職状況はかなりよいらしいので、総じて明るいのでしょう。しかし、この世代にどのような未来が待っているのか誰もしりません。日本の若者は、エリートになればなるほど、無駄な時間をすごさない傾向が強いので、幅というか奥というか、足りない人がおおいですね。
そういう人が長にたつような組織は、つまらないことが多くなりがちです。若いときの無駄な時間、無為な時間、大切にしたいですね。
こんどの熊本県の新知事、面白そうな人ですね。経歴がたいへん、夢があっていいです。家畜の生殖科学で大学院修士をでてから、政治学に転向してというのもなかなかユニークですが、最初は農協職員からスタートして、やむにやまれず米国留学というのもいいですね。こういう一見道草を食ったような人が本当はいちばん政治家に向いてるのだとおもいます。東大教授という経歴よりも、世界政治学会だか世界選挙学会というものの会長歴任の経歴のほうが、国際性が高そうで、期待しています。
最近、国政ではほんと期待の新星がまったくいないのですが、知事さんには国民の支持や関心の高い人たちが出てきて、こういう人たちが国政を担当出来るように、大いに能力を磨いて高めて欲しいものです。それが日本国民の切望するところでしょう。
福田首相、小沢代表にはもうすっかり興味を失ってしまったというのが平均的日本国民でしょう。一刻も早く退陣してほしいのですが、代わりの候補を見るとガッカリなのですね。それで皆さん黙っているのかな。
もう麻生氏はやるつもりだし、自民は次の選挙は麻生氏でいこうと思っている人がたくさんいるのでしょうか。その点、民主党は代わりをみると苦しいですね。
日本の世の中、社長とか、会長、理事長とか、総長、総裁とか、監督とかトップになる人達の職名は色々ですが、トップに人を得ない組織は悲惨ですね。
そういう悲惨さをつまびらかに記録しておくことはとても価値があることだと社会が認めておくことが大切でしょう。リアルにその酷さかげんを書いておくと何十年か経つとその時代が見えてくるのでしょう。残念ながら、うまくいってる組織よりはひどい組織のほうが価値ある記録になるのだとおもいます。
わたくしも過去をふり返ると、ああはなりたくない、ああいうやつだけにはなりたくない、という気持がけっこう前向きのエネルギーを作ってきました。