総合科学技術会議 Council for Science and Technology Policy

暑いですね。
それでも、今日はだいぶましです。
論文書きは一服状態で、きょうはのんびりしようと決めました。ブログ日記も休もうと思いましたが、ひと言だけ書いておきます。
総合科学技術会議http://www8.cao.go.jp/cstp/って知ってますか。知らなければ、ぜひ知っておいた方がいいとおもいます。
今月16日づけで「科学技術基本政策策定の基本方針」が公表されています。
インターネットから、siryoとして簡単にPDF fileがダウンロードできます。基本政策調査会という専門部会のつくったもののようです。これからの政府の方針の総論的なものが記されているものとして、非常に重要なものだと思われます。
政府の施策はおおむね総論は良さそうで、各論になるとおもわず「えっ」と思うものが多いのです。知る人ぞ知るような方からうかがうと、総論から各論の作成過程で、ロビー活動の強いものがどうしても採用される傾向が高いということです。つまり問題ありのロビー活動がある、しかし、対案が無ければ声の大きくて強いものの意見が通るのはどこの国でも社会でも同じでしょう。本当かどうかわかりませんが、もっともらしい意見です。
やはり、個人が一人ずつ、ロビー活動をすればいいのです。その総和が、国民的な意見として認識されざるをえない社会に我々は住んでます。

この会議は、国民に広く開かれているという方針をとっているようです。ホームページ中に以下のような記述があります。

ご意見を募集します。
 内閣府科学技術政策担当では、国民の皆様のご意見を募集しています。
 下記に記載の上、[送信]ボタンをクリックしてください。
 
とありますので、個人が意見を表出することは大いに意義があると思われます。
わたくし自身の体験では、真剣に書かれた意見は驚くほどの効果があるものです。現場の担当者の熱意も相当なものであり、また閣僚レベルでも個々の意見を注意深く読み、対応に心をめぐらしてくれるものです。
ポスドク問題などぜひ個人、個人の意見を表出することを勧めます。
特に今回は「箱ものから、人材育成へ」とありますから、格別に大切な時期に来てると思われます。ただ、匿名の意見表出は望ましくありません。意見への対応を得るためにも、ぜひ実名での意見をどんどん述べたらいかがでしょうか。

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