カタール戦,こういう難しい時代の社交,村松先生と山川先生

朝起きられなくて、サッカーのカタール戦は見られませんでした。
4時にネットを開けたら、3−0で快勝とは素晴らしい。
これまでのもやもやが吹き飛ぶような勝ち方でした。やはり勝てば官軍ですか。点を実際にいれた田中、玉田、闘利王が誇らしげなのもいいし、サポートした中村俊輔がくわしい解説をするのもさまになってみえました。

東京化学同人から出版されている「分子細胞生物学辞典」の新版が刊行されたので関係者の集まりがあるので、午後から東京に向かっています。
編集主幹の村松先生たちと久しぶりに会えるのが楽しみです。

こういう難しい時代、色々な人と会って話しを聞いたり、自分の意見を言って相手がどう反応するか、経験することに相当な意味があるとおもっています。
特にむかしからよく知っている人たちと会うのに意義があると思っています。時代の変わり目でおりおりに意見を聞いたり話したりしているので、こういう時にはどういう風な意見をお持ちか聞くこと自体にとても意味があるのです。

社会における自分の生き方のバランスを保つためにも、こういう難しい時代の一つの処世術には社交が大切だとおもいます。そのためには京都から東京に出向くのも、時間のむだどころか、有意義な時間のつかいかたとおもっています。

そう言えばこのあいだの武田薬品の賞の会合で東京に行ったときに、会食が立食でなくテーブルでして、偶然に山川民夫先生の前でした。
山川先生とわたくしのあいだにはなんの接点もなさそうですが、実はわたくしまだ修士か博士の学生一年の時に先生のところで脂質の実験を植田先生の指導でやったことがありまして、しばらく研究室に行かせてもらいました。
細胞性粘菌の細胞膜画分にある脂質の分析を薄層クロマトとガスクロ(たしか)で分析したものでした。もう40年も前のことだし発表もできなかったので、これ以上は書けないのですが、いろいろ教わりお世話になったものでした。わたくしのいまのG0 projectの基礎になる教養のもとになる経験でした。
先生はいまはお忘れになったようですが、30年くらいまではラボでお世話になったのを覚えていたはずなのですが。
ともあれいろいろ楽しいお話しができて、先生の元気ぶりにも感心しました。
先生の自伝まで頂き、家に帰って読みましたが、いろいろ知っている先生の話が多くわたくしは確かに東大で院生生活をしていたのだと、再確認できました。もう40年も前の話ですが。
村松先生は、山川先生の後任教授だったはずで、人脈はなかなかおもしろいものです。

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