日本語の将来、英語が堪能な日本人

きょうも沖縄のS君と朝から夕方まで論文の読み合わせです。
時間がかかりましたが、ともあれここまできました。
来てもらっているので助かります。
昼食はZへ。そこへK君から電話、なにかとおもったら、元宇宙飛行士のMさんがラボにおいでになってるとか。著名人なので、K君はかなり慌てています。しかし、すぐには戻れないので、お会いできませんでした。傍までおいでになったと言うことですから、同じ建物にMさんの知り合いの先生がおられたのでしょうか?

けさの新聞で日本語の未来について論じた文章をよみました。著者(女性)はちょっと苗字を思い出せないのですが、顔は憶えています。ベストセラーの日本語の将来を論じたほんも出てくるのですが、なかなか面白かったでした。

日本人のかなりの多くの人たちを英語とバイリンガルにするくらいでないといけないという、一つの結論も出てくるのですが、その前提としていまの日本語は素晴らしい、大切、存続する必要があり、そのための手当というか努力も必要、そういう論旨らしいです。本を買って読まないといけないのですが。でも、わたくしが思っていることもほとんど同じなので、本を買う必要が無いくらいな感じです。長年、海外とつきあい、いっぽうで日本の伝統文化の素晴らしさと日本人としてそれをよいかたちで次代に渡していくにはどうしたらいいのか、考えればどうしても一つの結論はそんなものになってしまうのです。

わたくしはバイリンガルである必要は無いと思います。でも、英語の書物や新聞などを苦労なくよめることと、英語でしゃべったり書いたりのコミュニケーションが生活の一部であればいいとおもうのです。バイリンガルになるには、時間的な投資が多すぎる感をもっています。でも、もっと短い期間で英語が堪能になれるのなら、バイリンガルレベルまで上げるのもいいでしょうか。

問題は日本人のどれくらいのパーセントの人にそうなって欲しいか、というか希望でなく必要性としてどれくらいの人たちが英語の読み書きしゃべるに堪能になればいいかです。人口の1%である130万人では少なすぎます。いまでも1%くらいならそのレベルには達しているでしょうか。10%の千三百万人はすくなくともそうであって欲しい。できたら、20%の二千五百万人くらいまでいくと、素晴らしいと思うのです。

20%は決してエリート層の教育ではなくなります。しかし、国民すべてではもちろんありません。20%のひとたちが英語のテレビ番組や外国人との会話を不自由なくできるようになるために、どうすればいいのか。
どのような方策があるのでしょうか?
文化だけでなく、日本が経済的にも将来強固になるには、5人にひとりの日本人は英語に堪能、なおディジタル文化やロボット文明に違和感がなく、わたくしへの我田引水ですが、生命科学にも健全な知識をもっている。
こんなふうになれればどんなに素晴らしいか、と思います。もちろん20%以上であってなんらかまわないのですが、しかし幻想をもてません。現実的にはそんなもので、社会は成り立つはずだし、みんながみんな学習する頭を主たる武器で人生を送るような社会はつらいし面白くないものでしょう。

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