きょうから沖縄です。この時期は、衣服の準備で考えてしまいます。厳寒期の本州と15−20度の沖縄、春先と考えればいいのでしょうか。しかし、夜などはすこし寒い感があります。
今回は会議が3つもあります。うち2つは大学開設準備の下書きのようなものを作る会議です。あまり例のない大学を作るための準備なので、わたくしのように旧来、既存のものをよく知っている人間はほんとうは出ないほうがいいのかもしれない、と思ったりします。新しいものをつくるのには邪魔な存在ではないでしょうか。ここもだんだん会議が増えて、最初の2年くらいの会議のまったくない時代が懐かしいことです。しかし、大学人は会議が大好きですから、だんだん「らしく」なってきてるのでしょう。皮肉でなく、会議に沢山でないと、大学にいるという実感はなかなか得られないものです。
京都産業大学が益川塾なるものを作った、というニュースを興味深く読みました。地元では京産大といって、昔京大の農学部におられた柏ゆうけん(漢字名どう書いたか自信ありません)教授が創設したもので、同志社や立命の知名度はないかもしれないが、就職率が大変よい、京都にありがちな左翼系学生はまったくいない、とか聞いたものです。
益川塾が京大でなく、京産大に出来たという事実はかなり重いでしょう。
京産大は益川さんを終身教授としたというのですが、京大はそんなことは逆立ちしてもできないでしょうし。かつてスタンフォード大学はカリフォルニアでもランク的に高くはまったくなかったのに、有名なコーンバーグ教授などを引っ張ってきていまでは世界でも有数な大学になっています。京産大も遠慮しないで、年など気にせず、どんどん偉い先生をスカウトされたらいいのでしょう。ワールドクラスの大学になるのに、ほんの数人の真にワールドクラスの人材を持ってくればいいのではないかと思います。
日曜日に見たテレビ番組で佐藤優氏と経済学者のクルーグマン教授のインタビューを聞きました。たいへん有意義な意見を聞けました。ふたりとも相当な人物ですね。佐藤氏は誰かがかいてあるとおり、西郷さんに似ています。
キャスターの田原氏は佐藤優氏に対しては冴えていたのにクルーグマン氏のほうはもうひとつでした。