風が冷えて強い沖縄でした。
昨日の夜もなかなかの冷え込みでしたが、けさはまた一段と寒い。摂氏10度以下でしょう。まさかと思うのですが、関空まできていた厚ぼったいコートを出して,着てしまいました。
島の北のほうにいけば桜並木が満開だそうですが、ここ中部あたりでは桜の木はパラパラとあって、どれも花は咲いています。ピンクというか赤というか、本土の白い桜をまず見て4月なかばにピンクの桜を見ることのおおい人間にはどうも感興が湧かないのですが、それでもいちどはこの時期の北部の桜をみたいものです。
昨日はTK君と論文のよみこみに精を出してやりまして、夜にずれこんでまでやりました。なかなか充実した議論で、よかった。
ただ、彼のいうとおり、参謀本部の意見と塹壕戦を戦っている戦場フロントの意見の違いはかなり有ったかもしれません。ただ、参謀側としては、戦況の見通しに自信をもって現場に意見をいわざるを得ないのです。もちろん現場しか、戦う喜びは実感出来ないのですし、また勝利の瞬間もフロントの人間しか味わえないのです。
だから、参謀は違った喜びを見いだしてやって行くのです。それは大局観を毎日考えるところからくるものでしょう。一度も考えた事のない可能性を、フロントの戦況報告から考えだすのが一番の楽しみでもあり、わたくしにとっての生きがいでもあります。
けさのホテルは、いったいどうしたの、というくらいのひとひとまた人です。何百人という団体客が大挙朝7時から食堂にいました。かつて見たことのない人数です。
わずかに残った小さなテーブルで、そそくさと食事をすませて、部屋に戻りました。みんな日本語をしゃべっていましたし、また等質な感じでしたので、どこかの地方の人たちのかなりでかい(農協的な)団体旅行と推測しました。静かで穏和な雰囲気でしたし、年齢は高齢から若い人まで、男女も半々くらい、でした。いまどきめずらしい大団体なにかタイムスリップした感じでした。