ここのところ、中国関係の本を意識的に読んでいます。
4月に中国、北京と上海を訪問するからです。前にも一週間くらい北京に行って万里の長城などはみましたが、今回は分野の近い研究者のお招きなので、したしく中国の研究者のかたたちと話をする機会がありますので、いまから楽しみにしています。
中国の人たちが、どんな話題に関心があるのか分からないので、自分としてはそれなりに根本的な問題というか課題にかかわるような本を書架から探して、ところどころ拾い読みしています。やはり山本七平氏のものが示唆に富んでいます。
坂本の盆梅展を日曜に見ました。
やはり300年の樹齢という梅はそこにあるだけで迫力があります。一人が50年間面倒をみても、6人の人たちがこの一本の梅を伝えてきたことになります。一抱え程度の梅の古木がこの程度の小さな鉢の中の土で300年の時間を生きていたと思うと、それ自体で感心してしまいます。木は真ん中で裂けて中央に枯れ木が残っていました。植物は枝と根の両方で成長が出来て、幹では表面に維管束があるだけですが、人の手は借りているものの、成長しすぎずにこのようなかたちで、人間の三倍の命を保てるのが面白いというか、不思議です。毎年、葉を落とし、花を咲かせ、そしてまた葉をつけるこれを300回近くサイクルしてきたことになるのですから、盆梅好きの人がいるのは当然でしょうか。
中川財務大臣の泥酔状態にみえる催眠薬の飲み過ぎインタビューテレビで見ました。かなりひどいですがわたくしは、最初泥酔でなければ、極限的に眠い時にはあんなふうになるかなと思いました。この人はお酒も含めて、色んな噂のある人のようです。本人が記者会見の前にこのまま出ればひどいことになる、と予想してなんらかの釈明をする余地があったと思うのですが。それもせずにやったと言うことは、ちょっと甘いなあとおもいました。結果として、記者や記者の向こうにいる視聴者をなめていたことになってしまします。そういえば彼のボスの首相は、郵政の四分割は国民のほとんど誰も知らなかったはずだと、ひどく国民をなめた発言をしていましたから、同じ穴のむじなのでしょうか。ただ、この人の父親は熊といわれたと記憶しています。たしか、不可解な自殺を遂げた人です。
今週は金曜に名古屋大学のCOEの会で講演をする予定ですので、医学部の若い人向けに対応した準備をしないといけません。
追記 京大法学部生が大麻所持で警察に拘束されたとの報道がありました。
大阪のアメリカ村に出かけての遊びの果ての逮捕とは、情けないというか、しょっちゅうそんな遊びをしていたのだろう、と推測せざるをえません。大学がどのような対応をするかは知りませんが、氷山の一角とまではいいませんが、しかし例外的な学生ともおもえません。倦怠して怠惰になれば刺激をもとめてそういうところに出かける学生は多いでしょう。社会に出るまでのひとときの「自由」をこういうふうに使うのは昔も今もおおいのでしょう。しかし、はめをはずすと、この大麻の罰は非常にきびしいのです。