早朝窓から外をみたら雪が道路にもありました。就寝前から降りだしていました。
しかし昼頃には青空も見えてきて、温度もたかくなり気分の良い日です。
このあいだ石にぶつけた右膝がしくしく痛みますが、いわゆる打ち身というものの痛みなのでしょう。ちょっと足をひきずりますが、歩くのに不自由があるわけではありません。
テレビは中川大臣の酔態(とおもわれる)での記者会見を繰り返し、放映しています。
本人は辞める気もないし、首相も励ましたとか、辞めさせる気はないようでした。
BBCも中川大臣の酔夢状態のビデオを見せていまして、大臣の発言としていまの自分の最大の関心事ははやく風邪を治すことだと、のセリフをのせています。なんという大臣かという、含意があることは言うまでもありません。
こういうことが次々起こると、福田政権時がなつかしい、と多くの人はおもいだすのではないでしょうか。福田政権は頼りなかったけれども、でもこのようなモラルの低下というか喪失、そして無責任さは無かったとおもわれるのです。辞めるときの、福田さんのセリフ、わたくしはあなたとは違うんですよ、というのもある意味自分にはちゃんと倫理観があると言ったのですし。安倍政権もおなじように頼りなかったけれども一種の理想主義がみなぎっていました。安倍政権の倫理観はかなり高かったと思い出せるのです。なぜああも簡単に政権を放り出したのか、いまから思うと不思議です。
なんと中川大臣は予算などが通ったら、辞任するとか言ってるそうです。
往生際の悪さはただごとではありません。直ちに辞めるべきでしょう。
鳩山、舛添、与謝野、中曽根、みな色あせてしまったようです。特に鳩山大臣の粗野というか荒っぽさは、麻生首相と一対に見えます。
麻生政権の無責任さは国民に対しての、モラルハザードの極致のような状態にみえます。
日本という国の政治の状態はいまや病状としては、集中治療室にいれて、直ちに患部の摘出手術をせねばならぬ状態と思い出しているのは、もう国民の半分くらいに達しているでしょう。
ここまで政治が劣化してくると、本当に心配なのは政治テロの出現です。かつての日本はこのような混迷政治が続くとおうおうにして、政治テロを誘発していました。小沢代表の後ろに立つ、SPたちの顔が非常に険しく見えるのは、厳戒してるからでしょう。自民党は民主党のスキャンダルを死にものぐるいで探し出しているのかもしれません。政治の世界の表でも裏でもで血なまぐさいことがおきるのだけはなにがなんでも止めないといけません。
村上春樹氏のイスラエルでの受賞講演は印象的でした。
ユダヤ人はいま壁を作っていますが、かつてはタマゴの存在でしたのですから、村上氏のたとえがイスラエルの人々に反感を生みだすはずがありません。
かれらはタマゴになりたくないので、壁をつくってしまったのであって、そのジレンマは自らが一番よくわかっているはずです。いっぽうで、イスラエルは本気で核爆弾を使う気のある人々であることも、ユダヤ人受難の歴史と同時に知っておく必要があります。この歴史的体験から来る決意にどこまでタマゴ比喩を開陳した村上氏は近づけるかです。わたくしは、近づきたくありません。