大府、市だそうです。人口十万くらいとか。やはりトヨタの影響が甚大ですから、経済環境は非常にきびしい、とは行き帰りのタクシーの運転手さんのお話でした。ただ、期間工は期間はちゃんと雇用されているとのこと。周辺の辺鄙な工場など会社へのタクシー客はほとんど無くなったとのこと。駅前にはミスタードーナッツしかないと思ったら、すこし歩けばたくさん飲食店はあったようでした。昼に着いたので、腹ごしらえに軽食をとりましたが、わたくしの前の若い男性客の緩慢な動作にすこしいらいら。
タクシーで千円ちょっとのところにある、健康プラザには、温泉があって、健康の森とかいう県立の森公園があって、さらにそばに国立長寿研究所があるのですから、まあ健康プラザという命名もしかたないのでしょう。
名大医学部を中心としたグローバルCOE、当たり前ですが水準は極めてたかいもので、若手の講演はなるほどと納得する優秀なものが全部でした。
勉強になり楽しかったでした。
GG君の発表、たいへん面白かったでした。Augminという新規複合体を見つけてこれがいかにスピンドル形成に必須かを見事に示していました。将来が楽しみです。
あと、旧知の名大医学部の先生方もおりいろいろお話しが出来ました。
わたくしも時間を頂いて、分裂しない細胞と分裂細胞の「生き様の違い」について講演をしました。腫瘍と神経変性を中心課題としているCOEでもありますから、たとえ酵母の話しとはいえ、どこかで興味のつながるところはあったはずで、実際面白がって聞いてくれるひとはおられたようでした。
こういうふうに準備をし、講演し、終わった後で話をすることで、これからの研究の展開などもいろいろ反省して考えますので、おりおりの講演の経験はとても役に立つのです。
3月から京都にくるOさん、このあいだから名大に移ったTさん、にも会いました。
帰りは9時過ぎの新幹線となり、割合早めに自宅に着けそうです。名古屋駅について構内の風の強さと寒さに驚きました。新幹線も金曜の夜で混んでました。