残念と切腹!

この、残念と切腹と叫ぶ(のではなく、単に大きな声で言ってるだけなのかもしれないが)青年の容姿が好きだ。この人の芸風とか考えかたもよく分かってないのかもしれないが、とりあえず風貌がとても良い。それに和服を着た、素浪人ふうなのがまたまたよい。
たまにテレビで見るだけだがいつもそう思う。
芸人(芸能人というべきか)とはとても思えない。最近ではそういう職業はないようだが、文芸評論家のようにもみえる。小説家の誰かにも似てるように見える。永井龍男とか似てないかな。

「残念」と他人を批評し、「切腹」と自己批評するとは、なんと優しい気持ちなのだろう。ユーモアの根本は自己批評にあるのだろうが、しかし一方で他への厳しい批判もなければ社会は進歩しない。いいところいってるなァ、と思う。
相手を叩きにたたく、残忍な性格を売りにしてるようなマスコミ人や芸人が多いなかでこの人はきわだって別格のように見える。でも、わたくしの買いかぶりすぎなのかもしれないが。

この人はかなり人気があるらしい。これは世の中悪い兆候ではない。どのくらいの年齢のどんな風な人に人気があるのか、ちょっと知りたいものだ。

わたくしは子供の頃、植木等の無責任男の映画をたくさん見過ぎて、よかれ悪しかれひどく影響を受けたような気がする。あの当時の世相であった、真面目すぎる堅さと上下秩序が世の中を覆ってる時に、彼のような無責任男が出てきて次々と好き勝手やるのは痛快に思ったものだ。植木等はその後どちらかというと真面目な方向に向かい、作者のほうはお笑いから、都知事に転身していたが、やはり彼は根っからの無責任男だったのかもしれません。都知事を辞める頃はかなりの「残念状態」でしたね。笑いを巻き起こす無責任男を社会では許せても、笑いのない政治の世界ではやはり責任が常に問われるのでしょう。厳しいもんですね。
切腹で責任を取るという、昔の侍の態度を思い出させてくれただけでかの青年は立派ですね。ところで彼の名前はなんていうのでしたっけ。ファンなのに、名前も知らないとはわれながらひどいものです。切腹!ですか。

これでブログ開設一週間経ちました。気張って、いろいろなわたくしの狭いながらも「芸風」の巾もお見せしたつもりです。家族と研究室の秘書さんにのみ口コミしたのですが、最初の数日が10人以下の訪問者だったのですが、3日前は45人、おとといが160人、昨日は450人となりました。へエーと正直かなり驚いてます。研究室のホームページ(http://kozo.lif.kyoto-u.ac.jp/)にもリンクがいつのまにかありました。

タイトルとURLをコピーしました