極限的窮状の自民党、

最近の朝日、毎日、それにもともと読売もですが、自民党にえらく同情的です。たぶん記事にでにくい情報として週刊誌が書きまくっているあの自民党大惨敗という予測が同じように新聞社にもあがってきているのでしょう。
それで、ちょっとこのままではまずいというバランス意識というか、社会の木鐸意識が強くなって、自民党に同情的な記事が増えているのでしょう。
もちろんNHKもです。

でも結局、投票するときに何を選択する選挙か皆さん考える時に、自民党に投票するということは麻生政権が存続して欲しい、ということを願うからでしょう。それで麻生政権をほんとに存続してほしい、とおもわないとなかなか投票が難しい。特に、比例区はそうでしょう。
麻生政権存続か否か、これが今回の選択になってしまってきた、ようにおもいます。
しかも麻生氏がもしも退陣しても次の人物が見えない、舛添氏といわれていますが、まさか、というのが多くの国民の偽らざる気持ちでしょう。その点、民主党は鳩兄氏のあとには人気のある清潔といわれている岡田氏がいます。それに菅氏も。これじゃ、反省の言葉がでにくて民主党を叩くだけの、自民党の窮状は極限的と見えます。

そして選挙の終盤ででてきた、麻生首相の金のないやつ、結婚するな、金のないやつが結婚しようとしても尊敬されない、おれは金はあったが、結婚は遅かった、こういうセリフ、一国の首相としてまったくふさわしくない、ですね。それから、発言がどんどん国粋的になっています。超大金持ちが首相で、そのうえ国粋的だと、日本ではほんとに人気がでません。おだいじんというようにお金持ちは鷹揚でないといけません。よきにはからえ、が取るべき態度だったのに。

最も人気があるもしも麻生首相が退陣すれば次の首相はといわれている舛添厚労大臣は、「年越し派遣村」に参加した失業者を「怠けている連中」こんな連中には税金を使えない、と言ったそうです。釈明というか発言の真意は、「働く能力と機会がありながら働かない『怠け者』に貴重な税金を1円も払うつもりはない、ということを言った」と説明した、そうなのですがこれもあまり釈明になってない気がします。
大臣の標準からいったら、怠けていても給料もらっている人が沢山いるのですよね。わたくしも自分の勤労ぶりを尺度に、周辺の人間におまえら怠けているといったら、ほんとに総スカンくらいます。舛添さんもよっぽどいばっているのでしょうね。

こんどの選挙考えてみると、結局旧田中派と非田中派の争いかもしれません。つまり角福戦争の続きなのかもしれません。民主党は選挙が上手になっています。
このあいだ鳩兄氏は、さりげなく国立大学の運営交付金の減少をさせないようにする、とか言ったと聞きます。これはかなり大きな発言で、これで相当数の大学人も民主党になびくでしょう。

もうひとり自民党の不人気を作っている御仁がいます。鳩弟氏でして、兄はずるくてきたない黒い鳩で、自分は清らかな白い鳩と選挙演説でいってるとか。兄弟の悪口をこういうかたちで言うのは、世間では悪いイヤな奴というのが定評です。このあいだまで麻生首相の最大のサポーターなのにいまや悪くしか言わないと聞くと、まちがいなく自民党の票を減らす主要人間の一人でしょう。

わたくしは田中角栄氏は嫌いなので、かれの困ったところは民主党はほんとに真似して欲しくないと思います。田中真紀子さんが入党したのも、いいニュースかどうか疑問だとおもいます。

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