民主党の選択

こんどの会場はピサ空港からバスでずいぶん入ったところです。スイスから来たNさんはボストンに行くのと同じくらいかかったというし、英国のバーミンガム近辺のMさんは実に近い、との話、ひとによってずいぶん違うのです。

イタリーにいて日本の総選挙の結果をみると、まず外国ではあまり話題にならない、ことと日本の政治というのは外国ではほとんど話題にならないことです。これが良い機会なので、鳩山さんの英語力はどの程度のものか知りませんが、外国にも直接語りかけることによって、日本の政治は非常に面白くなるかもしれない、ということが外部に伝わるといいと思うのです。
高速道路無料化、子ども手当、ひとびとに直接効果のあるものなので、やはり早く実行してもらって、その効果をみたいものです。周辺でも子どもを作ろうかと思う人は急速に増えているようです。教育費の抜本的低廉化はできれば本当にすばらしいと思うのです。
日本の大学生はほんとにだらけきって勉強しない人たちが多いのですが、そうでない人たちも沢山います。そういう人たちのためにも低廉化を大学にまで拡大して欲しいのです。勉強が出来るから行くのでなく、勉強して学問を身につけたい人たちのためにぜひ教育費の低廉化を進めていただきたい。それで国家の借金が増えてもわたくしはいいと思うのです。若い人のための政策の借金はわかいひとたもそう怒らないでしょう
これくらいのことだけでも、本当に実行したら、日本の国の中はがらっと明るくなるような気がします。

自民党は、自分たちの代わりはいないということで、ここまでやって来た態度にたいして国民から鉄槌を受けたわけです。どう反省するのか、行動に示せるのか、民主党のあら探しばかりをしていたら、もう本当に自民党はなくなってしまうかもしれません。
ともあれ、選挙で生き延びた自民党のえらいさん達が何をいって何をやるのかまず見たいものです。
経団連のような自民党ベッタリの経営者たちもどうでるのか、興味津々です。かなり苦しいのではないでしょうか。急に近寄るといっても、どう近寄れるのか。大企業の経営者に対しても、世の中のきびしい目が注がれる時代になって欲しいものです。官僚の天下りというけれども、企業ではどうなのか、上層部が好き勝手をやっているところはないのか、政治資金をもらってなければきびしい目で見ることが可能になるでしょう。
とくに官僚の世界はこれまで自民党人脈でお金や人事が動いていましたが、これからどうなるのか、ぜひ新鮮な能力のたかい官僚達が出現して欲しい、そう願います。霞ヶ関の大改革は官僚叩きであるはずがなく、能力ある官僚にどんどん企画も実行も出してもらうということでしょう。官僚も松下塾あたりをでたいい加減な知識しかない政治家に負けずに勉強していい考えを国民に提示して欲しい、官僚はなんでも政治家のいうことを聞かねばならないとかいうご託もあるようですが、所詮は国民がどう思うかなので、風通しのいい霞ヶ関になればいい、とわたくしなどは思います。それに四年ごとに政府を握る政党が変わるかもしれなければ、政治家との癒着もしにくいでしょう。

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