沖縄恩納村でのワークショップ、おかしな節約方針

朝早く起きて関西空港から那覇に入って夕方からのワークショップに備えました。
部屋にお湯沸かしがあることは確認したのですが、カップがないので、売店でめんそーれと書いてある600円也のマグカップを得て、いつものZのコーヒーを飲みました。最近の旅行先でのこだわりです。関西空港で生命科学のNさんと病院のKさんにあっていろいろ雑談をしながらきました。
当然ながら民主党の話題が多かったでした。NさんはSS関係の学会の会長をしていますのでこの仕分けがらみでいろいろ学会の動きを教えてもらいました。日本中で話題になっていること、みなさん危機感をもっていることこれはまちがいない。

このワークショップはがん、代謝病、老化にからむので医学系の研究者が多いです。しかし、新しい分野でもあるので顔を合わせるのが滅多にない、なかなかフレッシュな組み合わせが多いのも楽しみの一つです。昨日北京で飛行機を乗り遅れたという出来事も会ったようですが、だいたいは海外のかたも順調にあつまっているようです。
わたくしも4時前のバスでシーサイドハウスの会場まで行きました。あるくと40分くらいかかるのできょうは辞めておきました。3人のオープニングの講演を聞いて満足、充実していました。
そのあとはレセプションでした。早くもポスターの前でいろいろ議論があるようです。
ことしもSK君のおかげでいい会合になりそうです。

わたくしも研究現場に45年もいるのですからどうしたら無駄を排するかはそれなりの知識があるつもりです。とくに若い頃にはこづかいさん兼社長の役割をしていかにお金を有効につかうかに心を砕いてきたので、知識はごくプラクティカルにあります。
そういう人間の目からみると、今回の仕分け会議のやりかたは、現場をしらない人たちの作業のようにみえました。官僚、政治家、マスコミは研究現場をしらないのです。いかにして研究のスピリットをさげずになおかつ研究経費をさげるかのすべを知りうるのは現場の研究者なのです。
時間がないので、二つ指摘しておくと、ひとつは単年度制の予算を複数年にすればそれだけで10-20%の研究経費の節約が期待出来ます。つぎに、外国からの物品購入をいまのような煩雑な商社が間に入る制度を止めて研究者なり事務室がメーカーから直接購入できれば20-30%程度、ものによっては50%以上の節約ができるはずです。
なぜそれができないかを調べるば今の日本の研究機関がどんなくだらないものに支配されているかがみえてくるはずです。残念ながら今回の仕分けではほとんど見ていません。

タイトルとURLをコピーしました