積み残しと新春からの仕事の境目,小沢一郎氏を考える

きょうあすとまだラボに来る予定です。
とはいえ誰にも邪魔されずに仕事ができるというのではまったくありません。
それに年末積み残し,残ってしまいそうな仕事をどうするのかも考えなくてはいけません。
来年になるとずらっとやらねばならないことがあって、境目がはっきりあるといいのですが,どうもだんだん無くなっていきそうです。このご時世とグローバル化の両方です。日本ではクリスマスのときには普通に働いて,それで新春をほとんど休まない欧米の仕事に合わせていては、こちらはほんと休み暇がありません。

小沢一郎さんという人がずいぶん最近また一段とにぎやかに話題になっています。
わたくしはこの人は間違いなくある種の天才なのだけれども、世間はあまりその事実を受け入れていないのが事実で、なぜなのだろうといつも思います。彼を好きだろうが嫌いだろうがとりあえずある才能は天才の域にあると認めたらいいのに,と思います。それで世の中随分違うのに。
このかたは東京の小石川高校の出身で、昔の第五中ですからご本人も東大志向は強くて、受けたけれども合格しなかったと聞いています。
この辺りが東京の東大法チックな連中のくせのある部分で、わたくしは小沢氏が二浪しても東大に受からなかったというのを、東大卒の人から(複数)耳タコくらい聞いています。つまり俺たちよりあたま悪い,どんなに威張ろうと彼はたいしたことない、劣等感のかたまりなのだ、こういう聞きたくない類いのキャンペーンを彼が自民党の幹事長時代に聞いています。
東大出のひとつの特徴は他人の学校がどこでどういう成績で卒業したとか、上級公務員試験の成績とか非常によく憶えていることでして、なにかあるたびにそういうことを話題に出すものです。
小沢氏の官僚嫌いといいますが、ほんとはこういう独特の東大法出の官僚にあるタイプが嫌いなので普通の官僚を小沢氏が嫌いなはずがないでしょう。ところで例の宮内庁長官は京大法出なのだそうです。
でもたしかに小沢一郎氏は、自分は口べたで損しているとかよく言っていますから、自信満々な部分とそうではない部分があって落差が激しいのかもしれません。若い頃の挫折はいまもすこし尾を引いているのかもしれません。
でもこのかたは相当に学者肌なのではないか、父君が亡くならないでそのまま大学院にいればかなり個性的な政治学者として著名な教授とかになっていたのではないかと思えます。
でもどちらかといえば仕事のやりかたは気難しい職人肌の面があるのかもしれません。

しかし日本の政治を長年にわたって非常に真剣に考え実行してきたうえにかついまだに現役で、なおかつ生涯で最高の権力も手にしてしまったのですから,なんとも凄いものです。
それにもかかわらずマスコミなどでは随分ひどく批判されて、こんな人がどういう資格でというような物言いをされて,気の毒です。
ただ、わたくしは本当のところ小沢さんいくつかの点で好きになれない面があります。

やはり角栄氏の光と陰を政治家として明確に言ってもらいたい。
それにからんでなぜそんなに政治でお金を使わざるをえないのか,正直に言ってほしいものです
中国との主席との会談後のあの嬉しそうな表情は国内でみせることがほとんどないので,みてるこちらは嬉しくないです。
中国や米国とのこれまでのやり取りを見たり聞いたりしていると,やはり首相にはなってほしくないです。なるんなら,外交についてとことん考えをきかないと非常に不安を感じます。

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