MT君の来訪、第15回沖縄科学技術整備機構分科会の配付資料

あさは暖かい日でしたが午後になってしぐれて寒くなりました。
昼から東京のMT君が来訪。これまでのデータを見せてもらっていろいろ議論をしました。
ずいぶんしっかりして、それに頑張ってこの難しいプロジェクトをここまでこなしました。
立派でした。

朝は出かける前に同窓会の原稿につける写真を探して古いアルバムを見つけました。見ているうちにおもわず笑ってしましました。そりゃ16,7才の写真ですから。その中に亡くなったTY君の写真も見つけました。しばらくじーっと見てしまいました。
あとは自分の近況の写真を選んで送るだけです。

きのうわたくしが所属する沖縄の機構の総務課のほうから読みなさいというメールがきていまして、内閣府がホームページに公表した第15回沖縄科学技術整備機構(大学院大学を作るための機構)分科会の配付資料を読んでみました。
「えっ」と、おもうところや「ぬぬ」と思うところもありました。2月16日の会合の資料ということで、公表されているのですが、全部で7つの資料を読み終わっておもわずため息がでました。

まず前原誠司大臣名の通知がありましてそこには「今回の事態が既定予算額138億円に対し40億円の 予算超過という大幅なものであることに加え、当初の対応 についても機構側に所要の節減等についての計画的な取 組姿勢がうかがえなかったことについて、私は、担当大臣 として、機構の予算管理が疎かになっているのではないか という強い懸念を抱きました。」とありました。平たくいって叱正を受けたのだと思います。
これに対して、「予算執行の現状と今後の対応策について」という長文の機構側の説明書がついておりました。いろいろな理由のうち研究者からの要望があり、それに対応するうちに経費が増えていったという部分がありました。わたくしにはまったく心当たりがありませんが、でもネズミや猿を飼っての研究をさかんにやろうとすれば設備的には非常に高価になることはわたくしでも想像できます。でもそれだけではないのでしょう。この大きな説明書を読み切る能力はわたくしにはまったくありませんでした。
他の資料は研究者への待遇、福祉、家屋手当などについての資料でして、わたくしにはまったく初耳の情報ばかりで、「えっ」と、おもうところや「ぬぬ」が沢山ありました。
実はわたくしはパートタイマーつまり非常勤なので正規職員に対するいわゆる手当系や保険などの類をまったくもらってないので知識も事実上皆無だということもありました。
ここにはあまり詳しく書くのは憚るので、興味のある人はホームページから見て頂けばいいのですが、どうも一つだけ見逃せないものがありました。

つまり研究者に提供する家について資料3−2に「外国人向け」という用語をさりげなく使っているのですね。これは絶対いけない。これがわたくしの信条です。外国人とはだれか?インド人や中国人も入るのか?という突っ込みは入れたくないですが、ともあれこれからつくる大学院に外国人向け住居は基本的に使ってはならない言葉でしょう。
こんな風に書いてありました。
沖縄県内の家賃相場との比較 沖縄県内の家賃相場については同程度の床面積を有する外国人向け賃
貸物件(別表)を含め比較した結果、相場と当機構の設定する家賃水準に 大きな隔たりはない。

その下に表があり外国人向け住居の値段が例示されています。最高額はすごいもので、これ誰が住むのでしょう。沖縄130万人の人口のうちどれだけの人がこん最高額のところに住めるのでしょう。他の下の方の金額はまあリーズナブルでしょう。でも外国人向けという表現は出してはいけません。
わたくしが住居費を一円ももらってないから恨みに思って書くのでなく、外国人向け住居という言葉をつかえば、これからの大学院大学の精神に反するでしょう。金額にしても比較のためとはいえこういう最高額を書くのは芳しくない。大学人はつつましく生きるべきです。
ひどく贅沢なやつらだと国民におもわれたら、もう組織として死んでしまいます。わたくしにはそう思えます。

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