きょう百万遍のたくまのあとがなんと吉野家になりつつあることに気がつきました。開店はしていませんが、もう看板がついています。一軒おいた隣はすき家とかいうやはり似たような牛丼屋です。これでマクドナルド、モスバーガーも角にありますから、全国チェーンの店がこんなにひしめいてきたのです。百万遍はいまや京都のなだたる集客地になったようです。どうもみずほ銀行が去った後にクスリのダイコクが同じ建物に入ったのがこの角の繁栄というか大衆化の大きな歴史的分水嶺的事件だったのだと気がつきます。あとこれで手作り市が月一でなく毎週くらいに開催されたら一段と百万遍はパワーアップするでしょう。この集客地化に京大の存在がどこまで貢献しているかは疑問かもしれません。大学生にアピールする店ができているようにも見えないので。でも京大に憧れる予備校生徒とか高校生や他の若者が近辺に来ているのかもしれません。
トヨタの豊田社長の米議会での公聴会の英語でのステートメントを聞きました。その後は日本語でしたが、しかしそれは厳しい質問に慎重に答えるうえでもよかったのではないでしょうか。傲慢さはかけらもなく、かといって平謝りでもなく、素直に申し訳ないと謝っていました。最大の世界企業のトップがここまで謝ったのです。米国人もそのあたりは認めているに違いありません。
ことここに至ってからの登場としては、最善をつくしたといってもいいような、対応ぶりだったと思えました。特になかなか理解されない日本人像として豊田社長は威厳も維持しつつ謝罪するところはしたと言えるのでしょう。ただ、もちろん問題がこれで消えたとは誰もおもってないでしょうが。
わたくしこのトヨタのリコールについて、1月31日に以下のように記しました
トヨタやホンダが非常な数のリコールをしているようです。売り上げ台数とほとんど同じとか。トヨタはあまり説明をしようとしないので、問題化しているという記事も見かけます。なんとなく偶然のできごとでなく、いまの日本の等身大の問題がトヨタにもある、という感を深くします。
トヨタという会社にはいまやご意見番のような人がいなくて、世界企業として発展をつづけていくには人材補給に問題があるのではないでしょうか。
社長みずから急成長で人材的にも追いつかなかったと認めています。わたくしのようなどしろうとでもおもう第一の理由がやはりそうなのか、と感じざるを得ません。
2月4日には長く書きましたが以下はその一部です。
今回のように、いっぽうで米当局がとことんのところで何を考えているのかそれをつかむ能力がトヨタはかなり弱かったのでしょう。そして自己の物作りの能力への過信があったに違いありません。コンピュータと実際のブレーキ部分の接点でのトラブルと聞くとまさに弱点の部分でしょう。しかしそれでも外国での折衝能力、危機への研ぎ澄ました感覚があればここまでの大問題にならなかったでしょう。でもこれはトヨタだけの問題でなく、日本の全体での問題なのでしょう。
トヨタの国内での最初に出てきた役員のプリウスへのトラブルへの記者会見のようすはなんか非常にまずい感じでした。まるで問題にしていない、しかもその態度が傲慢ともちがい、感受性の欠落を疑わせました。あのあたりの人物が役員だとすると、社会的な対応にはトヨタはこれからも相当に苦労というか失敗をするかもしれません。
でもこれは日本の問題です。沖縄問題、民主党政権ははてしない悪化に向かって進んでいるようないやな予感があります。米国との関係と沖縄県民との関係両方です。
きょうはあさ、高校以来の友人の江崎くんから電話がありました。なつかしいので、しばらくしゃべりました。彼はバリバリの現役です。いちど昨今の日本の経済について教えてもらいたいと思いました。