急速に風邪が悪化し、それが急速に改善はされていますが、でも激しい二日酔いが戻るとき(もう何十年も経験していませんが)の時のように、じっとしているのがいちばんの策とおもえひたすら体を動かさずにしています。
おかげでたくさんテレビ番組を見ました。
日本の政治の問題はどんどん難しくなっているようです。経済でもよくなるとしばらく忘れていられるのでしょうが、というか経済をよくするのが政治のかなりの役割なのでしょうが、八方ふさがりのような感がある昨今です。
そのなかでの今回の社民党の福島氏の閣僚からの罷免と,党の連立からの離脱、色んな意見があるのでしょうが、ちょっと面白い要素が出てきたと思いました。つまり「男対女の政治」でした。テレビによく出てくる社民党幹部のメンバーは福島、辻元、阿部のお三かたそれぞれ女性として論客ですね。まあ話す意見がどうもやや理想的で、現実や妥協を知らないと言われがちですが、でも国民の一部の支持があることも確か。その一部の支持を基盤にして存続してるのですから、浮動票をあてにする政党とは異なってしょうがないでしょう。
福島氏の主張を聞いているうちに、女性党首の存在意義を今回は色んな意味で国民に知らしめたのではないでしょうか。いまの日本、筋を通すのはやはり女性か、そんな感じでした。
それに政治がパズル的になってきました。
鳩山首相の退陣の時期が参議院選挙惨敗の後か、その前か。
小沢幹事長も一蓮托生で辞めるのかそうでないのか。
どの選択がいいのか悪いのかというのでなくてどれになるのか当てる、そういう要素の選択になってきたようです。
結局、世論調査を数限りなくやって、その結果をみて民主党の議員が辞職勧告をつきつけるかどうかになるのでしょうか。
わたくしは鳩山首相は参議院選でしっかり負けてからお辞めになるのが筋ではないか、と思っていますが。支持率は10%台ということで、支持率がV字回復したケースはないでしょうから、みんなが怖いもの見たさに手をつないで奈落に飛び込むような感があるのでしょう。でも選挙前に辞めて誤魔化しをすると次の首相がうまくいかないと衆議院の残りの三年は持たないし、途中で総選挙もありうるとおもうのです。いさぎよく思い切り負けて総反省をした姿を国民にみせて新体制を作るのが、窮地を脱する方法なのではないかなと愚考するしだい。
パズル的ドラマ化で面白そうですが、でも経済の改善にはぜんぜん役立たないので、そのあたりは心が暗くなってみるドラマなのでしょうか。