きょうもこちら快晴です。比良のほうでは雨が降ったときいて、ひと安心です。
真面目に講演をきいていますが、会場がだんだん寒く感じられてきます。北米の参加者は短パン、半袖シャツが多い。なにかが違うのはまちがいないのですね。みんなみんなびっしりと皮下脂肪を蓄えているのではないので、先天的よりも後天的ななにかのせいなのでしょうか。
それいっちゃおしまいですよとたしなめられましたが、大学食堂おいしくない。ここまででやめておきます。
気になる日本のニュースは法務大臣が死刑反対のことは周知の事実ですが、落選しても大臣を続けるのはべつにかまいませんが、でも議員の資格の無くなる一日だか前に死刑執行を二人も命じたとか。
どういう考えの変化があったのでしょう。
しかもおどろいたことに執行場所までいって見学したのだそうです。どこまで見学したのかは分かりませんが。この女性大臣まったく理解出来ません。野党は激しく非難している(色んな理由で)らしいのですが、わたくしは非難もなにもする前に、このかたがどういうひとなのか、まったく分からないということで気になるニュースでした。
もうひとつは厚労省の残業が突出して長いとのこと。突然死があってもなんらおかしくないくらい残業が長いのだそうです。その理由のひとつは大臣の指示が多い。もう千を越えているとか。それと同時に省内の大臣および3人だかの政治家に対する不信感が下々まで徹底しているようです。
なるほど長妻氏はいっときヒーローでしたが、自分がトップの職場ではあんまり人気がないどころか、ぜんぜん無いようです。支持はわずか1%と聞くと、げんなりします。それに残業の長さを考えるとなんだかひどい話でこれも気になります。外部のひとで内部をよく知る人たちが、この有様について議論をして欲しいものです。
追記 きのうの講演の目玉のひとつScheckmanさんの話は興味深く聞きました。ずいぶん進んで構造的な縦方向の深まりも印象的でしたがやはり横に拡がってヒトの病気遺伝子に拡張していく方が面白く聞けるのがいまの時代の特徴というか限界なのかもしれません。この会議は普通の酵母が主たる会議ですが技術的な進展には目を見張るものがあります。でもやはり年寄りには結局生物学に戻って来ないと駄目なのですと、ついつい自信をもって言ってしまうところがあります。栄養、環境、耐性、長寿、などなど複製、転写、クロマチンの仕事はどこに行ってしまったの?というくらいトレンドの変化が激しい。そういう点でも参考になります。わたくしの使っている分裂酵母ではまだまだ20世紀的な細胞生物学や遺伝が主たるものですが、こういう流れに向かうのは必然なのでしょう。ただ、それでデータばかりが増えて生物学的な概念の進展があまりないと具合が悪いのでしょう。