百寿者たちに興味を持つ

きょうもまたジョイントセミナーで忙しそうなのでとりあえずちょっと書いておきましょう。
今回泊まったホテルは海岸沿いにあるので歩行意慾がもてるのであさのうちに5千歩ほど歩きました。汗ばんでいい気持ちでした。

いまの日本には百才以上のかたが4万人いるということです。つまり人口の3千人にひとりが百寿者だということです。
最近のニュースで分かったことはこういう方々のうち一部は,ごく一部ですが行方が不明ということです。またさらにごく一部は死んでずいぶん長く放置されて白骨化していたようなケースもあるとかです。もちろん皆が皆きんさんやぎんさんのようにひ孫などに囲まれて毎日幸せに過ごすようなことはないとはわかっているとはいえ、百寿者の中にはずいぶんおもいもよらないほどのうち捨てられかたを、家族からも行政からも受けている場合がありそうです。
いま4万人ですが、この百寿者の数はこれからどれくらい増えるのでしょうか。いまの60代のかたがなるとすると約40年後ですが、50万人くらいにはなると当てずっぽで言っておきます。つまりその頃の人口を一億として200人にひとりという計算です。いまは珍しいのですが、ありふれた存在になるとも言えるし、一方でやはり200人にひとりですから珍しいともいえるでしょうか。
その未来の頃の百才以上のかたがたは寿という言葉をつけられるような存在なのか、それとも口癖のようにあの世に早く行きたい、というのか。いまの日本の様子をみているとかなり多くは後者になりそうな気がします。
わたくしは研究者としてこんな年になってから、百寿のひとびとの頭脳と肉体に職業的な興味を持ってしまいました。いいのかどうかわかりませんが、研究の対象に人様にいえるほどのユニークなアプローチをもてるのかどうかまったく分かりませんが、でも持てるべく努力を始めてもうしばらくになりました。

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