梨元勝さんの肺がんによる死去、マスコミが問題に正面から向き合わない傾向が強まる

梨元勝さんが肺がんで死去されたとのニュースに接しました。
いろいろ細かい事情がたくさん報道されているのですが、わたくしにとっては一番肝心な氏がスモーカーであったのかどうかがどこにも報道がありません。スモーカーでなくとも肺がんにはなります。特に酒席のような場所で長時間喫煙者の傍に毎日いればその危険性は増します。
最近の大マスコミが問題を正面から触れようとしない傾向がここにも顕著に現れています。
喫煙者どうかに触れて関係者の気分を害したくない、という気分が濃厚にでています。
氏があとに続く後輩に色んなことをおしえたく色々書いていたりすることも知りました。わたくしこの人、つまり元祖突撃芸能リポーターというのですか、好感を持っていました。どこかわれわれとも一脈相通ずる職業上の信念みたいなものを感じたことがあります。
でももしもヘビーなスモーカーなのであったら、もしもの話ですが、そのことに触れずにいたのはほんとに残念です。筑紫さんの時と同じような気持ちをもちます。
大マスコミはどうしてこのようなニュースのポイントを回避するのでしょうか。関係者なら誰でも知っているのでしょうし。

いまの民主党代表選についてもおなじような感をもちます。
現に首相である菅氏はほんとに首相としての職責をちゃんと全うしているのだろうか。これについての大マスコミ取材者諸氏の意見を聞きたいのが一般読者の気持ちでしょう。
それについてはぜんぜん触れずに一議員である小沢氏との争いをおもしろおかしく書く。これほど無責任な大マスコミの態度はないと思うのです。現に首相である菅氏の資質をきちんと検証すべきなのです。まだ立候補もしていない人と比較しても意味が無いでしょう。菅氏も小沢氏も駄目なら第三の候補を提唱するのがマスコミが公器としての役割を果たすためにもやるべきことではなないでしょうか。
代表選で菅氏が勝利したとしてそのすぐ後で菅氏はこんな点が駄目なんだといいだしたら本当にそれはけしからんことになります。今の首相を至近距離で毎日みているマスコミ取材諸氏が貴重な情報を国民に流してくれなければ国民が困ることは歴然としています。なんのためにそんな至近距離にいることが許されているのか、胸に手をあてて考えてほしいです。

今日の大マスコミはここのところ色んな面で責任を完全に放棄しているようにみえるのです。
司法や検察との関係でも知らぬふりを決めています。こういう問題に正面から向き合わない日本の癖が社会情報ネットワークの最表層でいまやいちばんの問題になりつつあるとの認識はみなさんないのでしょうか。

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