小沢氏、立候補して負けるべし、わたくしだって死ぬまで

きょうは沖縄のP君もくるし、書類ワークは狂いそうになるくらい沢山あるし、忙しい日なので朝のうちに書いておきます。

小沢一郎氏は代表選立候補するかどうか一両日に決めるとのことです。決めてしまう前にこれを書いておきたいとおもいます。

小沢氏、ぜひ立候補して欲しい。そして菅首相の政治と政策とどこが違うのだと、るると主張して欲しいのです。わずか一週間程度でも世論は十分に関心をもって聞く耳を持つでしょう。
これほどの大舞台はないはずです。
国が非常に困難な状況にあることは心ある国民なら誰でもしっているでしょう。
でも選挙では負けるのを覚悟すべしです。というか、負けるべきです。
つまり世論の大半は小沢氏が何をいようとも秘書が三人も逮捕されたのだから、という理由や建設会社の裏金をもらったに違いないという検察の言い分をおおよそ信じているのでしょう。
ですから世論に抗して立候補するのですから、世論の80%が小沢氏は駄目といっているのですから、勝てるはずがありません。論より証拠すでに鳩山氏を筆頭に鳩山派は小沢氏から降りています。

だからこそなのです。ぜひ立候補して政治家としての信念を主張すべきです。
これほどの小沢氏の美学(なにか知りませんが)を発揮出来る機会が人生に二度とあるでしょうか。
代表選で大差だろうが僅差だろうが、負けるのが正道でしょう。

そして、負けたら参議院議長も言ったようにいさぎよく、離党すべしです。たったひとりで離党が望ましい。まあ3人くらい一緒でもいいのではないのでしょうか。敗軍の将にはそれくらい誰でも許すでしょう。山岡氏も離党覚悟でしょう。
小沢氏のみそぎがもしもあるとしたら、このような敗北のプロセスを経ない限り無理でしょう。
これで国民は小沢氏という才能ある政治家で政権交代の立役者に罰をくわせ敗北させ表舞台から放りだすのですから、ある意味国民もリスクをとることになるのです。

つまり小沢氏は、世論に抗してもやむにやまれず立つ、そういう立場をとる理由は政治のためであって、勝利や敗北は関係ない、そういう態度を取るべきです。そして誰もが予想するとおり敗北する。
しかし、一年も経たずして小沢氏の政治、政策が正しかったか間違っていたかは結果が分かるはずです。

小沢氏が正しくなければ、完全引退すべしでしょう。もしも正しければ世論は変わるかもしれない。
小沢氏が鳩山氏や菅氏と比較してどの程度の政治家として後世評価されるか。
今回は立候補しなくてよりベターな機会をまつなどという姑息な考えになれば、なんのみそぎをすませることもできず、永遠にいまつけられた世論のレッテルを取り去ることは出来ないでしょう。

男、小沢一郎氏の真価がまさに問われる時が近づいてきました。
わたくしとしては年も近いので、敗北の美学をみせてとりあえずは表舞台から去るのがいちばんいいと思っています。政治が世論というわけもわからないものに支配されている以上、それに従わざるをえないでしょう。
わたくしなんかも恐ろしくスケールの小さな話で恐縮ですが、研究費申請を続けて三回もとれず最後の機会などは犯罪者とまでT工大のX教授に決めつけられても、これがいまの学界世論なのだからしかたないということで、それでも死ぬまでは研究者として生き続ける道を探すつもりでいますし。

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