またまたきょうも暑い日です。
なにか天変地異、たとえば関東大震災クラスの大地震とかが起きる前兆ではないかなどと考えてしまいます。
自衛のこともありいつもより30分早く家を出ています。もちろん駅まで歩きですが。
これだと東山三条でのバス停で5分で熱したフライパンの中の野菜状態の暑さがすこししのげます。また意外に連絡がいい。
昨日夜11時坂本の家に戻って面白そうな番組を見つけました。予想どおり大変おもしろかった。
8月21日放映とかいう番組で、佐藤優、元検事の郷原氏、ジャーナリストの魚住昭氏、それに突破者の宮崎学氏です。みかたによればいまどき小沢問題を論じるのに最高キャストの座談会で,司会が田原氏でした。田原氏はマイナーなチャンネル(朝日ニューススター)ではまだまだ精彩がありました。座談の内容は、検察、小沢、鈴木氏などの話でしたが、最初に佐藤優氏が鳩山派の軽井沢での会合に招かれて講演をしたということ、でもおいしいバーベキューは食べなかったという笑えるエピソードを聞かせてもらいました。わたくし始めて佐藤優氏のこういう場所での言説を聞かせてもらいました。見させてもらったというのが正確なのかもしれませんが、面白い人、ほんとに滅多にいない人と思いました。この魚住氏もわたくしはほとんど知らないのですが、いかにも気骨のジャーナリスト,ひと言ひと言に味がある。とくに小沢氏の秘書の石川議員が佐藤優氏の教育もよく獄中でものすごく成長したと賞めているのが印象的でした。佐藤氏もなにかと検察を賞める(賞め殺しにちかい)のはやはり彼も獄中で人間が二回りも大きくなったと感じて居るのかもしれません。そういえば、前の福田首相も戦後の昭和電工疑獄で臭い飯を食べてから筋金入りの政治家になったとかかつて聞きました。佐藤優氏の言説を聞いているといまや検察というか特捜の世の中への紹介者としてこれほどの人物はいないだろうな、と思いました。最後に田原氏がこの強者たちの言動をずっと黙って聞いていた、わかい女性に感想を求めたら、ほとんどヒステリックに、あんたらの言動はひどすぎる、小沢氏はなにも説明せずあまりにも悪い奴だと堰を切ったように言いだしたのもたいへん面白かったでした。それに対して宮崎学氏が人には都合の悪いことはいっさい言わないでいいという権利がある、どんな公人にもあると、言い切ったのも面白かった。このひとは被差別部落についての発言もたくさんあり、言動一つ一つに裏付けがあるのを感じます。
いや、久しぶりに、日本のいまや代表的異端者たちの雰囲気に満ちたじつにおもしろい番組でした。田原氏もなんか古巣に戻ったという雰囲気でした。そういえば小沢氏も異端者でしたね。自分に対する世論の支持が10%程度しかなくても首相になろうと代表選に立候補するなんて、とうとう戦後の政治家の異端者ナンバーワンの地位をつかみつつある感があります。
しかしどうなるんでしょうね。この政治ドラマの終わりは。選挙の土壇場で検察がしゃしゃりでて欲しくないのですが。