国家危機を引き寄せるフェロモン内閣の行く末

妻が東京に用事でいったので家に7時半過ぎに帰ってそれから食事づくり。われながらの手際のよさと料理の味の良さにびっくり。大きな(?)家に一人でいると実にゆったりします。こんなこといっちゃいけません。
三行ブログになったはずですが、ちょっと国難とでも言えるようなニュースの連続にきょうは特別書きたくなりました。
いまの内閣、自分なりに危機フェロモン内閣と呼んでいます。つまり危機をひきつける、危機がドンドンやってくる、危機が分解されず消えずにいつまでも残る、そんな機能欠損内閣と思っています。
フェロモンとは昆虫の性ホルモンとして最初は知られました。異性を引きつけるために空中に発散するホルモン分子でこれを知覚すると異性が引きつけられ遠くから飛んできます。驚くのはとんでもなく微量でも感知してやってくるのです。わたくしが研究をしている分裂酵母にもフェロモンがありまして、細胞の外側に分泌すると拡散して、異性の細胞を引きつけてセックスができるようになります。酵母のセックスはそれほど色っぽくありませんがでもすごい現象です。しかし、今の内閣のように引きつけるものが性のつきあいをする相手ならまだしも危機ばかりが引き寄せられ付き合うのはいつも危機でははあんまり嬉しくないですね。
フェロモンに限らずホルモンは一過性に効くことが大切で、ホルモンが効きっぱなしになるような状況はさけて、ホルモンは時間が立てば消えることを保証するようなしくみがあります。ホルモンと同時に分解酵素を分泌して短時間で消えることを保証している場合が多いのです。危機を引き寄せるフェロモンがあるのなら、その危機フェロモンを短時間に壊す酵素もセットで一緒にいるべきなのですね。
さてそれで今の内閣へのきつめの批評です。
まず中国への対応として戦後最悪の政府のことは間違いありません。
日本政府の日本の法律に基づき「しゅくしゅくとやる」とか、この問答無用の対応ほど悪い対応はまず考えられません。その対応の前面に前原大臣が出てると、例の永田メールの時の彼の事後対応を思いだします。いったいなにを対策、おとしどころの対応として考えているのでしょう。彼と一緒に地獄をみるのはまっぴらです。中国側は尖閣は自分の領土と思っているのですから、この問答無用ばかりでなく逮捕した船長をいつまでも拘留すれば怒りはますますつのるばかり。もしも起訴すれば怒りは沸騰するでしょう。なんで一晩拘留で放免しなかったのか、漁船を追い払うような、希にはごく短時間のの拘束のようなことを、同じことをくりかえしていくことがベターな対応であることは間違いありません。しかし知らんぷりに近い実効支配がベストなのでしょう。いまや、国際的に見れば立派な領土問題、武力の対立に向かう可能性が立派にあります。危機を呼び寄せるような、危機を短時間であしらう、つまり危機を分解する装置抜きにこの問題にぶつかれば国民も内閣も危機どころか、地獄を見るかもしれません。
いちばんいけないのが、この出来事を国内向けばかりに対応していることです。しゅくしゅくと対応するとか厳正にたいおうするとか、国内法で正しく対応するとか、中国人船長の拘留について言っていますが、もう日本政府はとんでもないことを次々にやってしまって、後戻りのできないような状況になっているのです。危機つまりそれを誘致するフェロモンはたぶん一晩で消えるようにしていれば前原大臣も手柄だったのでしょうが、危機フェロモンがいつまでも滞留していますから、今ごろトップで話しあうなど寝ぼけたこといっていますが、もう元には戻れないでしょう。
だれがこの状況を救えるのか、近未来的にも中期未来的にも、この内閣と中国の関係には、わたくしはもう悲観的です。
検察の大問題、これをいまの内閣がまともに扱えるとは思えません。この内閣は法曹関係者が異常に多い。しかも人相的に面々は相当に悪い。自分のことは分かってるとおもうのが失敗の始まり、失敗するでしょう。

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