なぜドイツ系は背が高く日本人は低いのか、ウイーンにはなぜカフェが多いのか、スイーツをもっともっと

小学校2,3年の子供と一緒にきてなぜここの人たちは背が高いの?と聞かれたら,どう返事しましょう。オランダ人も背が高いよ、ノルウエーやスエーデンも高いよ、日が当たらないのでもやしみたいに伸びるんだよ、などと答えたらいけません。そんな考えには偏見もあるし、間違っているのでしょう。でも背の高さは偏見のもとです。米国の大統領選ではいつも背が高い人のほうが勝つとか。それはさておき、日本人の背が戦争後飛躍的に伸びたことは間違いありません。でもその後は伸び悩みです。欧風食事だけではない、遺伝的な要因があるのでしょう。プラス食事だけではない、より運動をするとか。韓国に行くとソウルあたりでは若い男女とも背が高いので驚きます。徴兵制だけでは説明出来ないでしょう。背が高いほうがいいという願望はもう日本人にはあまりないのかもしれません。しかし日本人の背がどのような因子で影響を受けるのか、わたくしは是非知りたいとおもいます。栄養の研究者ですからね。直感的ないい加減な説としては、やはり背を決める遺伝子があって、たぶん骨の成長と関わる遺伝子(複数)に背が伸びにくくさせる変異をもつ人達が多いのではないだろうか、と考えます。第二に赤ちゃんの妊娠期の栄養が背が伸びるためにあまりいい条件ではないのかもしれません。受精卵はもう既に後天的ですから、母の体内で栄養をとる妊娠時の赤ちゃんの栄養状態にもっと関心を持つべきでしょう。背ばかりでなく沢山のことが影響されるのでしょう。エピジェネティックといって後天的な遺伝子発現の様式がほとんど一生変わらないような働きを決めているのです。親からもらった遺伝子ばかりでなく、胎児から成長期の子供時代のエピジェネティックな染色体構造変化が特に大切です。クロマチンともいいますが、DNAだけではきまってないものでわたくしたちは一生支配されていくのですが、この研究分野が発達すると、後天的な体の変化で30才くらいになっても背が10センチくらい伸びるのも可能になるのも夢だないかもしれません。わたくしもヨーロッパで3年生活するあいだに1.5センチくらい背が伸びました。ミルクのせいでしょうか。忌避感情をもっていたのですが、子供時代も脱脂ミルクで背がぐんぐん伸びたのかもしれません。それともまだ戦争が始まってないおかげで母の母つまり栃木の祖母がせっせと送った食料でわたくしは母の体内で大きくなったのかもしれません。母は背が高いので、いわゆる畑が広かったのでしょう。いずれにせよ、もっと日本人は国民的関心を自分たちの背の高さに持つべき。

なぜウイーンではこんなに多数のカフェがまだまだあるのか。生き延びているのか。散歩していたら、おそれおおくもスターバックスがよくも恥ずかしげもなく一軒みかけました。しかしあとは地元民の経営するカフェのようです。外から見たら、ウイーンのカフェは地元の人々や観光客で賑わっています。そこでわたくしの仮説は実に簡単で、スイーツがおいしいから。コーヒーもおいしいが、お気に入りの甘いものを気軽に選択して食べられるからだと思いました。ちょっとした食事も出来ますが、やはり豊富なスイーツがあってそれが魅力なのです。スイーツは自家製と見かけました。京都のカフェでスイーツが自家製で魅力があるのはほとんど知りません。衰退する日本の喫茶店は、スイーツを好む人たちとかれらのおしゃべりに将来の活路を見いだしたらいいのではないでしょうか。それから室内も明るく、芸術を愛する香りがあり、開放的かつ、もしずかに読書を出来る空間がありそうな店がおおい。
そこで日本人が考えをあらためなければいけないのは、スイーツや砂糖を親の仇のようにおもうとか、我慢我慢を重ねる人が多すぎるのではないか。いまの日本、甘さ控えめはあたりまえ、ちょっと砂糖が入ったとしてもたいした悪い影響はないし、むしろいいことばかりでしょう。頭もすっきり午前や午後のひとときあらたな活力も生まれるし、甘いものを上手にたべカフェを利用しておしゃべりと社交を楽しむこういう国民的な課題があるのではないでしょうか。甘さがダメな人には代替えのらかん糖のようなものもあります。国民的課題はちょっと大げさですがでも甘さはアルコールと並んで社会の二大活力ではないですか。しかも昼間から大手をふって体内に入れられます。。

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