細胞性粘菌の農業、きょうの日韓戦

ふたつ話題にしたいです。
一つは粘菌が農業をするという科学ニュース。
これは最短交通網体系をつくれる賢い粘菌Physarumとはことなり細胞性粘菌Dictyosteliumといってタマほこりカビdiscoideumという種のようです。アメーバの時には細菌を食べて、それが尽きると多細胞体をつくりslugナメクジのようにうろうろと動き回りますが、どこかに落ち着いて停止して、基部と高さ数ミリの柄と胞子がつまった頭部を作ります。いい匂いです。新聞での情報ですが、この細胞性粘菌、バクテリア細菌を胞子を持つ頭部に貯蔵してあたらしい栄養源のあるところに来ればそこで細菌を繁殖させ(つまり農業をさせて)、それを食べてまた増えることができる、こう言うことらしいです。論文を読んだわけではありませんが、論文の新規性は細菌を胞子嚢(頭部)に貯蔵していることの発見でしょうか。偶然の存在でなく、新天地での繁殖戦略として「栽培用の種」として持ち歩く、たぶんこういう発見なのでしょうか。やはり食物は大切という当たり前のこと、そのためには下等に見える生き物でもなかなかの知恵を持っている、こういうことでしょう。たぶん。

もう一つはきょう夜のサッカー日韓戦です。
これはかなりの大勝負でサッカーファンならずともおおいに関心を持っているでしょう。
わたくしももちろんです。
新監督になって、日本代表の体質というか雰囲気がどんどん変わっている感じで、期待が持てます。
新監督は,選手を「素でみる」ということが、あたりまえのようですが出来るみたいでこれが大きい。これまでは人気とか実績とか、監督はこの重圧に負けて代表にいれてしまっているような感がなきにしもあらずでした。それが新監督でその時のその試合でのベスト日本代表という選択になってマスコミもおとなしく受けとめるのがたいへんいいことです。
今日の試合は強い韓国、常識的には日本は胸を借りる、つまり上手との試合と思うので、そう思えば勝機はあると思いたいです。しかし、1−0でかっていても最後の瞬間までわからない、そういうことになって欲しいいうか、そうなるはずです。

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