未来の日本、よほど年寄りがしっかりしないと。
死ぬまで働き続ける覚悟の年寄りが増えないと。いま年金で暮らしているとしよりは一刻も早く宗旨替えして、死ぬまでお金を稼がんといかん、というふうに考えるべきだし、そうでないといけない、こんな風にわたくしは考えています。
考えてください。
いま団塊の女性、おばさんたちはだいたい64才をピークにしています。この方たち、平均であと25年くらい生きるのです。途方もない長さです。平均ですから,その時点で半分死に、半分生きているのです。つまり、いま64才の女性130万人くらいいるとして、25年後まだその半分65万人が生きてるのです。この間もそのあとも、カネを稼がずに年金で暮らせると本気で思っているとしたらよほどおめでたいとわたくしは本音で思っています。
その頃は、団塊ジュニアもほとんど60才、定年間近です。もしかしたら、まさかとはおもいますが、かれらも年金たよりに老後を生きていいけると思ってるのでしょうか。
ありえない話しです。
団塊ジュニアは男女で一年あたり230万人いるとして、その子供達は、かれらの半分強しかいないはずです。つまりの団塊ジュニアの子たちが今から25年後にまだ残っている団塊のおばあさん、そして実の両親を、支えられるはずがありません。数を考えたら、絶対無理です。中学一年生だって分かる勘定です。
それじゃ、どうするか、年寄りは、いざとなったら自活して生きる覚悟があればいいのです。草の根を食べていきるのがいやなら、団塊世代の女性はこれからの25年間もしかしたら35年間も政府かをあてにして生きるとか、子供をあてにして生きるとか、そんな考えはスッパリ捨てなければいけません。そうしないと、最後は25キロくらいの体重で飢え死にしかないかもしれません。
そこまで考えれば、とつぜん水平線というか地平線に新しい考えが浮かび上がってくるものです。
わたくしは60才ころから毎日、水平線というか地平線に浮かぶ考えを希求していましたので、いまはだいたい考えは定まっています。これからずっと同じ考えとは限りませんが。
わたくしは団塊よりはだいぶ年上なので、それに男なので、団塊の女性よりははるかにもう残った時間もあんまり無いので、その分気楽です。