アラブ世界のひとびとは何をもとめているのか

比良のほうの家にきました。雪のおおさにびっくり。
つぎにブロッコリーがヒヨドリによってほぼ全滅状態なのにまたまたびっくり。
ここまでひどいと、よほどお腹が減っているのでしょうとおもってしかたないという感想となります。

チュニジアで始まった反政府デモがエジプトにも飛び火し大変なことになっています。長らく続いたムバラク政権が激しい批判にさらされています。デモの死者は相当数に達しています。いちばん影響力があると思われる、米国は政権を支えつつもデモ隊の要求をのみなさいといっているようです。アラブ世界がこのようにネット族が蜂起するかたちでチュニジアのように政権が転覆することを誰が予想したでしょう。安定政権と言われていたエジプトがいまやもう一歩で崩壊の様相を呈しています。
はっきりした指導者がいるわけでもない点がきわめて特徴的で、それで政権崩壊までいくのですから、他のアラブ諸国もいまや戦々恐々でしょう。
アラブ世界の人々がいったい何をいちばん求めているのか、事情にうといわたくしにはわかりませんが、社会の不自由さと権力の腐敗に対する怒りが起爆ではないかと想像します。
それとネットによる連帯が人々を昂揚させているのでしょうか。これから数日がエジプトの今後に大きな影響を及ぼすのでしょう。エジプトはたぶんアラブのなかでいちばん大国的であり世俗的なのでしょうが、国として行くべき方向がはっきりしているようには見えません。不満は社会の相当なひろさに蔓延していたにちがいありません。

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