アルメニアの第一印象

昨日、アルメニアの首都エレバン行きの飛行機にのると和気あいあいの上品にしてあかるいムードの人々でした。やはりほぼ100%クリスチャンの国に回教の国から入るのはあまり賢くないとおもわれました。50万人が住むと言われるフランスのパリからとか、アルメニアの第一の友好(たぶん)国であるロシアのモスクワ経由からが来やすいのでしょう。ここの人たちはもちろんコーケジアンですが、背は高くないし、日本人くらいの背丈のひとびとヨーロッパ系の顔立ちと雰囲気にした感じ。肥った人もわかものにはほとんどいません。あかるく饒舌で気安くつきあえる感じです。若い人たちも、年配の人たちも。
空港までアルメニアの若い生化学者の会の人たちに迎えてもらって、楽にホテルに入れました。講義の準備などもあり、夜まで部屋にいて、8時頃からのレセプションに出ました。知っている人は誰もいなくて、期待していたZさんは都合が悪くなり来なくなったとのこと、残念。THさんは今晩というか深夜くるとのこと。
京都のラボからはN君がきました。かれはモスクワ経由です。もうみんなと楽しげにおしゃべりしていて、頼もしい。わたくしも色んな人とおしゃべりをしました。
やる気満々のひとたちです。国は小さく資金は不足しているのでしょうが、海外からの資金もどんどん取り入れて極めて前向きです。日本との交流も相当ある感じでした。
やはりロシアがどんどん金を稼いで,その一部が回流してくるのを期待しているのだと思いました。外国語は英語が第一ですが、ロシア語が第二で、若者は英語はもちろん、みなロシア語が堪能です。フランス後も、たくさんの人が住むこともあり、ひろまっていルとのこと。メルシもいまやアルメニア語とか。シャルルアズナブールがアルメニア人とは知りませんでした。
こういうやる気満々の人々を見ていると、日本はもっともっと協力してあげるべきだと思いました。大使館も領事館もないとのこと。スロバキアには一等地に領事館がありました。アルメニアのほうが戦略的にはるかに重要ではないのかな。
アルメニアはスロバキアよりもヨーロッパから遠いし、アジアとの境界にあるが、日本人は意外にも明治以降いろいろ文化的な接触をしていると思います。
非常にクレバーな人たちに違いありません。
トルコとの長年の宿怨の対立、それにアゼルバイジャンとのソ連統治以来の争いもありますが、でもそれらを深く理解することつまりアルメニアの人々の意見を聞くことが日本人にとっては、韓国や中国、それにロシアともいかにつきあうか、教えてくれるはずです。
日本にとって、最高の「他山の石」となるでしょう。
そういう印象を持ちました。

なお時差は5時間でした。サマータイムがあるのかどうか聞いてみたいとおもいます。

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