もうひとつ40年前に購入したものがあって迷っていたのでしたが、誰も引き取ってくれないので(当たり前ですが)家にというか比良のほうの離れに持っていくことに決めました。まったく変哲もない食器いれ家具ですが、40年間ラボのどこかで洗って乾燥したあとのガラス器具を保存していたのでした。もう古びてますが、例のだるまの遠心機とこの戸棚とピペットを入れる金属缶とガラスシャーレと三角フラスコと滅菌器があれば実験が出来たのでした。年間30万円もあれば立派な論文が出来たものです。もうガラスシャーレを見ることもありません。使い捨てがあたり前ですから。それで昨夜はその家具をIさんにお願いして、仕事の後に京大まで来てもらって運びました。IさんのHiLuxのトラックで自宅に戻りました。今朝は朝から妻の車で(わたくしのはない)比良の家にいき、このあいだ車に積んだちょっとした工具台になりそうなものなどを運びました。これが最後です。すっきりしていた離れもが一見がらくたが増えてごちゃごちゃしてきました。少し後にIさんの車も着いて、その40年前のまったく変哲もない戸棚を真ん中の部屋に強引にいれました。これが最後の最後の移動物です。あとは片づけです。沖縄への荷物も送りましたので、もう数日がんばれば、新しい生活が始まるでしょう。
比良の家の庭に、白雪の比良の連峰バックに、色んな花が咲き誇っていました。
梅。サンシュユ。マンサク。椿。サザンカ。水仙、クリスマスローズなどなどなど
アンズもコブシももう咲きそうでした。名残惜しいのですが、ラボに行くべく電車に乗りました。
4月から湖西線は間引き運転だそうです。